Windows 10の登場にあわせて、PCの買い替えを目論んでいる読者もいるのではないだろうか。筆者宅にも、使っていないPCがいくつか眠っている。そうした不要なPCは、下取りに出して新しい製品の購入資金にするといいだろう。実は、OSのバージョンによって初期化の方法はさまざまだが、おおよそ2種類に大別することができる。そのポイントは、リカバリーメディアが付属しているかどうかだ。
リカバリーメディアが付属している場合、それほど手間はかからない。光学ドライブを搭載しているPCなどでは、取扱説明書などがまとめられた袋にDVD-Rが入っていることが多いので、作業の前に確認しておこう。一方、最近のモバイルノートなどでは光学メディアを搭載しない製品も多い。こうしたPCの場合、本体のストレージ内にある回復領域を使ってリカバリーを行う。
だが、いきなりリカバリーを行ってはいけない。実は、古いPCなどで最新のOSにアップグレードしている場合は、回復領域からのリカバリーがうまくいかないことがある。確実に行うためには、回復領域を外部のメディアに書き出し、そこからリカバリーするといい。回復領域のサイズに応じたメディアが必要となるが、多くのPCは4~6GB程度の大きさとなっている。利用できる外部メディアは8GBのUSBメモリがあれば充分だ。
まずは、回復領域からリカバリーを行うタイプのPCでの作業を解説したい。回復領域の書き出しはコントロールパネルの「回復ドライブの作成」から行う。USBメモリなどの外部ストレージをPCに挿しから、作業を開始しよう。
ココに注意!
回復ドライブを作成する際には、USBメモリのデータはすべて消去される。あらかじめバックアップをとっておくこと。
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