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ズバッと解決! Windows 10探偵団 第277回

ペン関連の機能が改善され、シェルも地味に改良

Windows 10 IP ビルド16215は大量の変更点あり!

2017年06月14日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 イラスト●てりィS Factory 編集●E島/ASCII

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 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

通常のWindows 10のアクションセンター

監視報告
Windows 10 Insider Preview ビルド16215は大量の変更点あり!

 2017年6月8日、Windows 10 Insider Previewのビルド16215がFastRingにリリースされた。ビルド16199が5月17日リリースなので、ずいぶん間が開いた感じ。しかし、その分大量の改善が施されている。

最新ビルドのアクションセンター。項目の表示や「すべてクリア」の位置が変わっている

 まずは、スタートメニューの改善。透明効果がオンになっている場合は、アクリルデザインが採用された。さらに、従来はスタートメニューのサイズを変更する際、縦と横にしか動かせなかったのだが、斜めにも動かせるようになった。また、タブレットモードへスムーズに移行できるようになっている。アクションセンターのデザインも一新されており、マイクロソフトのデザイン言語「Fluent Design System」に則って設計されている。

写真を撮ると、日付をイベントに登録してくれる

 コルタナには2つの新機能が搭載された。まずはPCのカメラで写真を撮ると、被写体を解析するようになった。もし、イベント告知のチラシなどの場合は、日付を認識し、アラームを作成するかどうか尋ねてくれるのだ。また、ペンデバイスを利用できるなら、画面に表示されている情報を「なげなわツール」でカコミ、そこに表示されている日時をリマインダーに登録することもできる。ただし、これらの機能は現在は英語圏のみでしか利用できない。

ペンで画面の一部をカコミ、リマインドさせることもできる

手書き入力機能も細かくブラッシュアップ

 手書き機能も進化している。入力していると自動的にテキストがスライドして書き続けられたり、テキストを選択して手軽に修正したりできる。ジェスチャーによって、単語を分解したり、2単語を繋げたりすることも可能。精度も向上したのだが、主に英語もしくは簡体字中国語での改善となっている。

「デバイスの検索」で「ペンが見つからない」→「追跡はこちらから」をクリックするとブラウザが起動し、場所を確認できる

 地味にうれしいのは、ペンの場所を発見する機能。もちろんペンにはGPSは搭載されていないが、最後に使った場所を記憶し、地図で表示できるようになっている。ペンはなくしやすいが、高価なデバイスなので助かるところ。

WindowsストアやEdgeの共有メニューに「リンクのコピー」が追加された

 その他、シェルが改善されて共有メニューに「リンクをコピー」が追加されたり、ハードウェアキーボードやデクテーションモードなどもアップデートされている。

 Edgeブラウザも大きく強化されたのだが、こちらは次回にまとめて紹介する。

これでズバッと解決!

 デザインが変わり、Edgeやコルタナに新機能が追加された。ペン関連の機能が改善され、シェルも地味に改良されている。


 Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!


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