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ズバッと解決! Windows 10探偵団 第110回

マルチデバイスで動作するアプリのこと

Windowsの「ユニバーサルアプリ」って何?

2016年05月15日 12時00分更新

文● 柳谷智宣 イラスト●てりィS Factory 編集●E島/ASCII

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 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

UWPアプリはWindowsストアのアプリページに「Windows 10用に構築」と表示されている

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ユニバーサルアプリって何?

 ユニバーサルアプリとは、「ユニバーサルWindowsプラットフォーム (UWP) 」で動作するアプリのことで、「UWPアプリ」とも呼ばれる。Windows 8.1で導入された仕組みで、1つのアプリがマルチデバイスで動作するのが特徴。PCやラップトップ、タブレット、Windows 10 Mobile用のアプリを個別に作る必要がなく、開発が簡単になる。UWPはWindows 10シリーズの中核にある共通したコアシステムと考えるといいだろう。

 UWPアプリはWindowsストアからインストールでき、従来のアプリと同様に利用できる。逆に、exeファイルを個人サイトからダウンロードさせるようなことはできない。

 ユーザーとしては、Windowsストアから手軽に検索・インストールでき、更新もまとめて行ってくれるので手間がかからないというメリットがある。UWPアプリとは言え、若干メニューが変わるくらいで、使い勝手は変わらないので迷わず使える。ただし、現在リリースされているUWPアプリの中には、PC・タブレットのみ対応で、スマホ(Windows 10 Mobile)はサポートしていないものも多いので注意しよう。

動画配信アプリ「Netflix」もUWPアプリとして公開されている

 定番アプリの中では、「Dropbox」や「Facebook」「Facebookメッセージ」、「Wunderlist」「OneNote」などがUWPアプリとして提供されている。UWPアプリは、Windowsストアのアプリページに「Windows 10用に構築」と表示されているのでチェックしてみよう。

 UWPアプリの一番のメリットは、前出の通り開発を簡易化することで、多くの開発者を呼び寄せられること。開発者が増えれば、よりWindowsに対応するアプリも増え、ユーザーが便利になるだろう。なる早の普及が期待されるところだ。


これでズバッと解決!

 UWPアプリとも呼ばれ、Windowsストアでリリースできるアプリのこと。1つのアプリをPCやタブレット、Windows 10 Mobileで利用できるのが特徴


 Windows 10探偵団は毎週、月・水の午前9:00、日曜日の12:00に更新します。お楽しみに!


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