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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第159回

AIを使える人と使えない人で、とんでもない差が出ると実感した理由

2026年06月01日 09時00分更新

文● 新清士

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“目的の言語化”こそが重要なスキルに

 ただ、一連の作業を通じて感じるのは、コンピュータのUI/UXの概念そのものが、今後劇的に変わっていくだろうということです。

 ソフトの使い方を必死に覚えなくても、AIとのチャットを繰り返すだけで、自分の意図したものを作り上げていくことができる。そして、AIでは制御しにくい点は、それを補完するアプリなどで人間が調整し、それをまたAIとのやり取りを通じて完成度を上げていくというものです。極端な話、ComfyUIも、動画編集ソフトも、それらを支えるソフトウェア環境を意識しなくても、高度なことがますますできる環境になると予想できます。目的を言語化することが、重要な能力になろうとしています。

 これは人間のコンピュータ環境にとって劇的な変化になると確信していますが、触っていない人にその変化を伝える難しさも感じています。それを知っているか知らないかでは、将来を予感する発想やスキル形成の方向性の理解にも、大きな差が出てくると思えるレベルです。

 そして、筆者はこの調子で、AIとの作業が面白くて止まりません。筆者は「AIコーディングハイ」とでも言うべき状態で、1時間だけやろうと思っても止められず、「寝ないとやばい」と言いながら続けてしまい、気づいたら外がもう明るくなっている、ということを繰り返しています。毎日寝不足です。

 

筆者紹介:新清士(しんきよし)

1970年生まれ。株式会社バリーン・スタジオ Creative Tech Lab./デジタルハリウッド大学大学院教授。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲームジャーナリストとして活躍後、VRマルチプレイ剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の開発を主導。2026年3月に発売したクラフト系サバイバルゲーム「Exelio」のAIによるキャラクターデザイン、3Dプロップの作成を担当。著書に『メタバースビジネス覇権戦争』(NHK出版新書)がある。

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