MSI「MPG CORELIQUID P13 360」レビュー
新型水冷クーラー登場!ケーブル隠蔽構造でデザインもスッキリ、組み立てもラクなこの夏注目のパーツを検証する
MSIの簡易水冷CPUクーラーに新作「MPG CORELIQUID P13 360」が加わった。MSIも、かなり長いこと簡易水冷CPUクーラーを展開し続けてきたと言える。冷却性能の高さではフラグシップの「MEG CORELIQUID S360」で知られ、一方で最近は全グレードで「EZ DIY」と呼ぶ組み立てやすさ向上機能も取り込まれている。そんな中での新モデルだ。MPG CORELIQUID P13 360では見た目も一新、性能もハイエンド、そしてEZ DIYが推し進められて組み立てやすさも向上している。
ハイエンド向け「MPG」グレードの新モデル。まずは各部をチェック!
MSIの簡易水冷CPUクーラーは、マザーボードやそのほか一部パーツと同様に、MEG(ウルトラハイエンド)、MPG(ハイエンドゲーマー)、MAG(メインストリームゲーマー)といった3グレードで展開されている。MPG CORELIQUID P13 360のポジションはこれでイメージできるだろう。ハイエンドモデルとしての冷却性能、ゲーミング向けとしての見た目、プラスアルファの付加価値を求められるモデルだ。
MPG CORELIQUID P13 360全体のイメージは画像をご覧いただければ分かると思うが、ヘッド、ケーブル、ラジエータ、ファンとパーツや工程に分けて詳しく紹介していこう。
ヘッド
まず簡易水冷CPUクーラーの顔と言えるヘッド部分について。MPG CORELIQUID P13 360ではデザインが大きく変わった。MPGグレードのCORELIQUIDは、これまで「K」、「D」シリーズで角型ヘッドを採用してきたのに対し、MPG CORELIQUID P13 360では丸型ヘッドを採用した。見た目のうえでの大きなポイントだ。MSIで丸型ヘッドと言うと、MAG CORELIQUID E360以来になる。
CPUソケット周辺のマザーボードデザインは四角なので、角型はおさまりがよい。一方で丸型もアクセントになってよい。もっとも、MPG CORELIQUID P13 360もソケット固定部分のカバーについては角型だ。カバーにはマグネットが内蔵されており、上から被せるだけでピタッと固定できる。
ヘッドのトップには2.1型サイズのLCDが搭載されている。MSIの簡易水冷CPUクーラーでは、MPGと最上位MEGでLCDを採用する。メインストリームのMAGはLEDのみだ。ヘッドが丸型となったのに合わせ、LCDも丸型だ。時計やハードウェアステータス、静止画、動画が表示できるほか、実用性はともかく拡張ディスプレイとしても使用可能だ。
ベースプレートは四角形。古い簡易水冷ではベースプレート部にネジが露出する設計のものもあるが、本製品にそうしたモノはなくフラットだ。内部には熱交換に0.1mmのマイクロチャネル、そして高性能ポンプを内蔵しているという。ソケットへの固定用のフレームは装着済みだった。AM4/AM5、LGA 1700/1851に両対応するユニバーサル仕様なので、この部分の装着、組み換えの手間がない。大型であり、ステンレス光沢のあるフレームだが、カバーによってすべて隠れる。見た目への影響はないので安心してほしい。
従来のMPGグレードモデルにあってMPG CORELIQUID P13 360でなくなったものがある。ヘッド内蔵ファンだ。MSIのこれまでの簡易水冷ラインナップでは、ハイエンドモデルのみ搭載しているというものだったため、これがなくなるのは少し惜しいかもしれない。一方で、どうしても小径ファンになり、動作音や耐久性の点では弱点にもなる。ここは考え方次第だ。
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