アップルが日本時間6月9日のWWDC 2026で発表するとうわさのApple Watch用ソフトウェアの最新版「watchOS 27」には、いくつかの新機能が追加される見込みだという。米メディアBloombergのMark Gurman記者が最新のニュースレターで5月24日に報じた。
Gurman記者によると、今回のwatchOS 27では大きな新機能の追加よりも「安定性、パフォーマンス、細かな改善」に重点が置かれているという。バグ修正が多く含まれる可能性が高いとのことだ。
とはいえ、注目したい新機能はいくつかある。まず心拍数のトラッキング機能が改善されるそうだ。具体的な内容についてはGurman記者は触れていないが、運動中や日常的な健康管理でApple Watchを使っている人にとっては嬉しいアップデートになりそうだ。
また、新しい文字盤(ウォッチフェイス)も追加される予定だという。なかでも注目されるのは、現在Apple Watch Ultraだけで使える「モジュラーUltra」文字盤の簡易版が、通常のApple Watchでも使えるようになるというものだ。これまでUltraを買わないと使えなかったデザインが、より多くのユーザーも体験できることになる。
さらにアップル独自のAI機能であるApple Intelligenceにも新機能が追加される見込みだ。現行のwatchOS 26ではiPhone 15 Pro以降とペアリングしたApple Watchで「Workout Buddy」、メッセージのライブ翻訳、通知の要約といったApple Intelligence機能が使えるが、watchOS 27ではこれらにくわえてさらに新しいAI機能が搭載されるとみられている。
アップルはWWDC 2026の日程発表時に各プラットフォームで「AIの進化」を披露すると予告しており、Apple Watchもその恩恵を受けることになりそうだ。
衛星通信を使った機能も拡充される見込みだ。Apple Watch Ultra第3世代はiPhoneがなくても衛星経由で緊急SOS、探す、メッセージが使えるが、watchOS 27ではこれにくわえて衛星経由でアップル純正の地図アプリ「マップ」が利用できるようになるほか、メッセージで写真の送受信にも対応する可能性があるという。
山奥や海の上などiPhoneの電波が届かない場所で、Apple Watchだけで地図を見たり写真を送ったりできるようになるとすれば冒険家には心強いことだろう。
watchOS 27の最初の開発者向けベータ版はWWDC 2026の基調講演直後に提供される見込みで、一般向けのパブリックベータは7月、対応するApple Watchすべてへの正式リリースは9月になる予定だ。
今回は派手な新機能よりも安定性重視のアップデートになりそうだが、心拍数の精度向上やUltra限定だった文字盤の解放など、地味ながら嬉しい改良がそろっている印象だ。
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