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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析第62回

ノイズキャンセリング市場そのものに影響が出る:

アップルAirPods Proで大変なことが起きそうだ

2019年11月07日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●AirPods Pro、様々な活用

 AirPods Proはノイズを消せる一方、ノイズを正確に拾える性能も示しました。またその切り替えがフェードイン、フェードアウトになっているところも、演出として面白く、ノイズキャンセリングを有効にしたときの没入感は、ぜひ多くの人に試してもらいたい瞬間です。

 邪魔者扱いのノイズですが、たとえばこれを環境の音を左右正確に録音するステレオマイクとして見立てた場合、iPhoneで撮影するビデオは、iPhoneで録音する以上に臨場感のあるステレオ音声を記録できるようになるはずです。バイノーラル録音、ASMRといった最近注目されている音にこだわる映像を作るツールとしての活用にも期待できます。

 また、AirPods Proを含むH1チップ搭載のワイヤレスヘッドフォンとiOS 13.2の組み合わせによって、届いた新着メッセージの読み上げとハンズフリー返信への対応も実現しました。これによって、iPhoneを見なくても、届いたメッセージは自動的に読み上げられ、続けて発話することで返信を返すところまでを声だけで実現できます。

 現状メッセージアプリしか対応していませんが、アプリごとにON/OFFを切り替えられる設定が見られることから、他のメッセージングアプリも今後APIで対応していくことが予想できます。


筆者紹介――松村太郎

  1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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