このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第89回

LiDARスキャナ時代にあらためて考える:

なぜアップルはiPhoneに「ノッチ」をつけたのか

2020年04月09日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 「ノッチは妥協」

 iPhone Xが登場した2017年9月、筆者はこうした感想を持ちました。

 長方形の画面上部を削って必要なパーツを埋め込むことは、確かにiPhone X以降の全画面スマホには必要だったかもしれませんし、Face IDのスピードにも満足しています。

 残念ながら新型コロナウイルスの流行によって世界的にマスク着用が進んだため、世界中の人がFace ID認証をする度にマスクをずらさなければならず、不便さを実感しているかもしれません。もっとも、インフルエンザと花粉症で1/3はマスク装着が必要な日本では、2017年の冬から既知の問題だったわけですが。

 アップル本社があるカリフォルニア州北部でも、2017年から毎年見舞われる大規模な山火事による濃い煙の流入や、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大で、日常的なマスク着用が奇妙なことではなくなったこともあり、おそらくマスクをしていてもきちんと顔認証が通る仕組みに改善されることになるはずです。

 不便さを是正するのが、シリコンバレーのイノベーションの1つのパターンであることを目の当たりにしてきたので……。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事
Apple Store オススメ製品

ASCII.jp RSS2.0 配信中