精肉売り場に並ぶインポッシブル・フーズの人工肉(マンハッタン・ビーチのスーパーにて) 筆者撮影
多くの新製品や新技術が登場した「CES 2020」において、盛り上がったジャンルの1つがテクノロジーを食品や料理に活用する「フードテック」です。
中でも「人工肉」や「植物肉」と呼ばれる植物由来の原料で作られた肉製品は、大きな可能性を秘めています。開発に「地球を救うレベル」で取り組んでいるのがインポッシブル・フーズです。
■新たな人工肉として「豚肉」を発表
インポッシブル・フーズは、ライバルのビヨンド・ミート社と並び、人工肉の分野で注目されています。米国のスーパーには精肉や冷凍食品のコーナーに両社の製品が並び、ファストフード店での採用事例も増えています。
CES 2020では新しい人工肉として「インポッシブル・ポーク」を発表。中華料理など、豚肉を多用するアジア市場を視野に入れた製品となっています。
牛と豚が違う動物であることは分かりますが、人工の牛肉と豚肉はどう違うのでしょう。インポッシブル社は大豆から抽出したヘムと呼ばれる物質で肉の風味をつけていますが、わずかな配合の違いで牛肉と豚肉に分かれるといいます。
調整次第では、今後もさまざまな種類の「肉」を作り出せる可能性を示唆していました。
この連載の記事
-
第270回
スマホ
iPhone値上げ、Pixel躍進──2022年のスマホを振り返る -
第269回
Apple
アップル「iPad(第10世代)」なぜ値上げ? -
第268回
iPhone
iPhone「mini」ユーザーはどこへ向かうのか -
第267回
Apple
アップル「M2 MacBook Air」M1ユーザー視点でレビュー -
第266回
スマホ
iPhone値上げ 高コスパAndroidにチャンスはあるか -
第265回
Apple
アップル製品の「壁」を取り払う新機能に注目 #WWDC22 -
第264回
スマホ
メガネをかけると大画面? 「Nreal Air」を試した -
第263回
ビジネス
在庫不足のアップル、コスト増のアマゾン──GAFA決算、各社の課題浮き彫り -
第262回
PC
出張用のPCやモバイル回線を見直した -
第261回
Apple
アップル「Mac Studio」Mac miniから買い換える価値はある? -
第260回
スマホ
楽天モバイル「Apple Watch」は新たな強みになるか - この連載の一覧へ