アップルが「MacBook Air」の2020年モデルを発表しました。基本性能を高めつつ、価格は税別10万4800円からと値下げされており、新生活に向けてコスパの高い内容に仕上がっています。
2020年モデルの大きな特徴はキーボードの変更。同時に発表された「iPad Pro」と合わせて、アップル製品間で「キーボード体験の統一」が図られている点に注目です。
■MacBook Airも「Magic Keyboard」
近年、アップルはノートブック型のMacにバタフライ構造の薄型キーボードを採用してきましたが、「薄すぎる」とか「不具合が多い」との声もありました。キーボードを理由に、MacBookを避けていた人もいるのではないでしょうか。
しかし2019年の16インチMacBook Proでは大きく方向を転換し、デスクトップ用の「Magic Keyboard」と同じ構造を採用。そして今回、MacBook Airも同じキーボードを搭載しました。キーストロークは1mmの深さがあり、しっかり打ち込めるのが特徴です。
キーストロークの深さは好みが分かれるところで、浅いほうが指の動きが少なくて済むというメリットもあります。ただ、デスクトップのMac、MacBook、iPadなどアップル製品の間でキータッチに差があることは、明らかに改善してほしい点でした。
5月には、同じ構造を採用したiPad Pro用のMagic Keyboardが発売される予定です。まだ発表されていない13インチMacBook Proの次世代モデルを含め、2020年はアップル製品のキーボード体験がMagic Keyboardに統一されることを期待できます。

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