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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第61回

3万円台だがコンピュータとして使える:

アップル第7世代iPadの破壊力が大きい

2019年10月08日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●第7世代はキーボードの幅にあわせたサイズ感

 9月10日のイベントで登場したiPadは、それまでの9.7インチサイズから10.2インチへと拡大しました。端末としては、現行モデルの10.5インチiPad Airと同じ250.6mm × 174.1mmでサイズは同じです。しかしディスプレイサイズはiPadの方が0.3インチ小さく、厚さは7.5mmと1.4mmも厚く、重さは27gも重たくなっています。

 上位モデルのiPad Airとの差別化を持たせつつもデバイスのサイズを一致させたのは、iPad Pro 10.5インチが登場した際に作られたカバーのように着脱できるSmart Keyboardをそのまま流用できるようにするためです。

 第7世代iPadは引き続きApple Pencilに対応しますが、新たにSmartConnectorを搭載し、SmartKeyboardに対応します。しかし最も価格が安いiPad向けに新たにキーボードを作るコストを考えれば、iPad本体のサイズを拡大させ、既存製品のアクセサリを使えるようにした方が良いじゃないか、ということで、今回の新サイズはキーボードの幅に合わせるためだった、と言っても良さそうです。

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