iPhone 8はカニバらない:
アップル新iPhone発表後「iPhone 8」の価値が高まる理由
2018年07月17日 09時00分更新
■iPhone Xは3位になったが……
さて、前述のCounterPointによれば、iPhone Xは第3位に入りました。2017年11月の発売以来ずっとトップを維持してきましたが、iPhone 8と同率の2.4%を獲得したサムスンのGalaxy S9+に届かず2.3%となりました。ちなみに大画面モデルのiPhone 8 Plusは2.1%の販売シェアで5位となっています。
iPhone Xの販売については、同社のiPhone戦略の是非をめぐる焦点として、長らく注目されてきました。「販売価格が極端に高くなったiPhone Xの売れ行きが落ちているのではないか」といううわさからアップル株が売られるなど、ある種の指標となっていたのです。
しかし今回CounterPointが発表したデータは「iPhone Xが既存のiPhoneラインアップの中でトップではない」ということを示すものですが、アップルの株価は別段大きな反応を見せていません。もう指標としての興味が薄れていることのあらわれと言えるでしょう。
一方、モデルサイクルの後期になって強さを見せているiPhone 8については異なる評価も生まれています。「9月に発売される新型iPhone登場以降も、引き続き重要なモデルであり続けるのではないか」という評価です。
この連載の記事
-
第317回
Apple
アップル初のApple Parkでの開発者イベント、初公開の「Loop Building」とは -
第316回
Apple
「Mac Studio」アップルの多様すぎる接尾語について考える -
第315回
Apple
アップル「Mac Studio」登場で生じる、ラインアップへの疑問 -
第152回
Apple
アップル「MacBook Pro」ポート増加は敗北なのか -
第151回
Apple
iPhone分解アートと、Appleが目指す未来 -
第150回
Apple
アップル新型「MacBook Pro」どの構成で買うべきか -
第149回
iPhone
アップル「iPhone 13」4つの魅力 -
第148回
iPhone
アップルiPhoneラインナップから浮かび上がる2つのこと -
第147回
iPhone
アップル製品ラッシュふたたび? -
第146回
iPhone
アップルはiOS 15で「時間の支配権」をユーザーの手に取り戻させようとしている -
第145回
Apple
アップル新型「iMac」驚きの電源 - この連載の一覧へ