米IBMと米Red Hatは、エンタープライズLinuxソリューションの提供に関する提携を強化すると発表した。
今回の合意は、米Red Hatが『IBM eserver』シリーズに対応した『Red Hat Linux Advanced Server』を提供するとともに、米IBMは、『IBM eserver』シリーズすべてについて『Red Hat Linux Advanced Server』のサポートを提供するというもの。具体的には、以下の各領域について共同で取り組むとしている。
- 『サービス』
- IBMグローバル・サービス部門は『Red Hat Linux Advanced Server』と『Red Hat Network』のソフトウェア管理サービスをパッケージ化し、Red Hatと共同でサービスとサポートを提供する。
- Red HatとIBMが共同でエンドツーエンドのサービスとサポートを提供する。
- Red HatとIBMのコンサルティングやサポートのコラボレーションおよびパッケージ化を促進する。
- 『サーバー・サポート』
- Red Hatは『IBM eserver』シリーズの各サーバについて『Red Hat Linux Advanced Server』のサポートを提供する。
- IBMの『IBM eserver』開発チームとRed Hatは、『IBM eserver』シリーズのすべてのサーバで最適なパフォーマンスを提供できるように協力体制を強化する。
- 『ソフトウェア・コラボレーション』
- IBMソフトウェア・グループは、『WebSphere』、『DB2』、『Tivoli』、『Lotus』などのソフトウェア製品を『Red Hat Advanced Server』に対応させる。
これにより両社は、エンタープライズLinux分野の製品について、ハードウェア、OS、ミドルウェアを含むサポートを顧客に提供することが可能になるとしている。
