レッドハット(株)は、『Red Hat Linux 7.3』を本日より発売することを発表した。
当初、発売予定日は5月31日とアナウンスされていたが、5月28日に突然発売延期が告知された。延期の理由については、『弊社の都合により』としか述べられておらず、詳細は不明だ。FTP版や海外版はすでに公開されていることなどから判断すると、日本向け製品版にバンドルされる商用ソフトウェアや、日本語ドキュメント関連の作業で遅れが生じたと考えられる。なお、6月8日に発売される『Linux magazine 7月号』には、『Red Hat Linux 7.3』FTP版が収録される。
同社広報担当者によると、製品版は「使いやすいディストリビューションを目指して、ワンパッケージで豊富な機能を提供できるようにしました」とのことだ。また、新機能として、GNOME 1.4とRed Hat Networkサービスを統合し、Errataやアップデートパッケージなどがサーバにアップロードされるとデスクトップに通知する機能を追加しているという。
なお、日刊アスキー Linuxでは、まもなく『Red Hat Linux 7.3』製品版を入手して詳細情報を公開できる予定だ。