レッドハット(株)は、基幹システム市場をターゲットにしたディストリビューション『Red Hat Linux Advanced Server 2.1』を発売した。
『Red Hat Linux Advanced Server 2.1』は、基幹データベースやERP、CRM、インターネットサーバなどでの利用をターゲットに、信頼性の向上をはかり、長期間のサポートをバンドルした製品。現在の商用UNIXと同等の信頼性を実現したという。
おもな特徴は以下のとおり。
- クラスタソフト、管理ツール、Java標準サポートなど、エンタープライズ向け機能を搭載
- OracleやBEA、Zendなどのエンタープライズ向けソフトウェアに対応
- レッドハット(株)で製品のバージョンアップを検証、定期的にユーザーに提供
- マイナーバージョンアップ時のアプリケーション互換性を確保
- カーネルやサーバアプリケーション、クラスタなどの導入、設定、運用に関する、24時間365日の問い合わせに対応
- 『Red Hat Linux Advanced Server 2.1』専用の『Red Hat Network』サポートを提供
製品の価格は、1年間の『Red Hat Network』サポートと質問への対応を含めて19万8000円。販売は、エンタープライズシステムに対応できるよう、以下のベンダーを通じて行なわれる。
- ハードウェアベンダー……コンパックコンピュータ(株)、デルコンピュータ(株)、日本アイ・ビー・エム(株)、日本電気(株)、(株)日立製作所、富士通(株)
- ソフトウェアベンダー……ミラクル・リナックス(株)
- システムインテグレーター……(株)テンアートニ
出荷開始は6月21日の予定。