日本アイ・ビー・エム(株)は、企業ポータル構築ソフト『IBM WebSphere Portal V4.1』を発表した。
『IBM WebSphere Portal V4.1』は、『IBM WebSphere Application Server』上にポータルサイトのフレームワークを実装したもの。開発ツールや『Lotus Domino Aplication Server』などがバンドルされており、ポータルサイトと共同作業ツールなどを統合したサービスを容易に構築することができる。新機能として、
- Webサービスに対応
- パーソナライズ、カスタマイズ機能を拡張
- Webコンテンツ公開機能を追加
- サーチエンジン機能を追加
- Red Hat Linux7.2/SuSE Linux 7.2上での動作に対応
といった点が挙げられている。
製品ラインナップは、「Enable」、「Extend」、「Experience」の3製品で構成される。それぞれに含まれるおもなコンポーネントは以下のとおり。
- 『IBM WebSphere Portal Enable V4.1』
- Portal Server
- IBM WebSphere Personalization V4.0.1
- IBM WebSphere Aplication Server, Advanced Edition V4.0+Fixpack2/Advanced Single Server V4.0+Fixpack2
- IBM SecureWay Directory V3.2.2
- DB2 Universal Database V7.2 + Fixpack 5
- WebSphere Studio Application Developer V4.0.3
- Web Content Publisher
- Lotus Domino Application Server R5.0.8
- Lotus Workflow R3.0A
- Portal Toolkit
- 『IBM WebSphere Portal Extend V4.1』
- 『IBM WebSphere Portal Enable V4.1』の全コンポーネント
- Lotus Collaborative Places
- Lotus Collaborative Components
- IBM Lotus Extended Search R3.7
- Lotus Sametime R2.5
- Lotus QuickPlace R2.0.8
- WebSphere Site Analyzer V4.1
- 『IBM WebSphere Portal Experience V4.1』
- 『IBM WebSphere Portal Extend V4.1』の全コンポーネント
- IBM Content Manager for Multiplatforms
- IBM Enterprise Information Portal Client Kit for Content Manager V7.1.2
- Tivoli Access Manager for e-business V3.9
- Lotus Sametime R2.5
- Lotus QuickPlace R2.0.8
「Extend」、「Experience」には、『Lotus Collaborative Places』が含まれているため、ユーザーが共有のワークスペースを利用して共同作業を行なうことができ、スケジュールの共有やタスク割り振りなどを管理したり、インスタントメッセージを利用することも可能だ。
製品は6月29日よりダウンロード利用が可能になり、8月9日よりパッケージ版が出荷される予定。使用料金は、『IBM WebSphere Portal Enable V4.1』、1CPUシステム、1年間の保守料金を含む「パスポートアドバンテージ」レベルAを適用した場合で965万2500円。