このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

2013年末タブレットのトレンドはコレだ

Windows 8.1でタブレット選びが大きく変わる!?

2013年12月20日 11時00分更新

文● 岡安 学 写真●四宮義博

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

dynabook Tab VT484を使ってWindowsタブレットを実体験!

 この冬、注目株の製品のひとつはやはりタブレット。iPad AirやWindows 8.1搭載機などをはじめとしたさまざまな製品が市場を賑わせているが、搭載するOSや画面サイズ、そして通信機能の搭載・非搭載など選択にはさまざまな要素があり、悩んでいるという読者も多いだろう。

 手軽に持ち運べるサイズで、ビューアーとしての機能を搭載したタブレットは、インターネット上にある、さまざまなコンテンツを楽しむためのエンターテインメント端末として非常に快適。寝ながら、立ったまま。さまざまな姿勢でどっぷりコンテンツに浸れるわけだ。さらに、メールやSNS、地図、VoIP、さまざまなゲームアプリの利用など楽しめる機能もそろってきた印象がある。

 高機能に加え、薄型・軽量化が進んできたこともあり、ぜひカバンに滑り込ませておきたい1台といえるだろう。

 それではいま、タブレットを買うために考えたい条件とはなんだろうか? 独断と偏見で編集部が絶対にはずせないと考えるポイントをまとめてみた。

2013年冬にタブレットを買うなら、このポイントにこだわれ!

  1. コンパクトなサイズで薄型、できれば片手でも持ちたい
  2. ネット経由のコンテンツを満喫できること
  3. プライベートだけではなく仕事のツールとしても使える、特にOfficeを使いたい
  4. 長時間使え、サクサクとは言わないまでもストレスを感じない
  5. そして、いつでもどこでも「艦これ」ができる!

 (1)を踏まえると、やはり最近機種が確実に増えてきた7~8型クラスの製品が大本命だろう。OS別に代表機種を挙げると、iOS機では「iPad mini」、Android機では「Nexus 7」などが挙げられる。そして、2013年秋以降には、Windows 8.1搭載のWindowsタブレットも急速に増えている状況だ。特に注目は8型。このサイズがあれば、スマホでは実現できない世界が体験できる一方で、片手で持て、カバンに入れても邪魔にならない。毎日持ち運ぶことを考えると最適なサイズだ。

 画面に関しては、ウェブサイトを見るにせよ、写真や動画を楽しむにせよ、解像度は必須条件だ。ノートPC並みとなるWXGAクラス(1280×800ドット)の解像度を持つ点をマストの条件としたい。色鮮やかさや視野角なども重要になるが、価格などとの兼ね合いもあるので、コンテンツを十分楽しめるかどうかが重要だ。アプリも後から追加できるが、ある程度標準で用意されていたほうが、すぐに使えてうれしい。

 Officeはキーボードのないタブレットでは複雑な編集はしないかもしれないが、ビューイングは仕事では必須となる。最低限レイアウトが崩れず表示したいだろう。純正のWord、Excel、PowerPointが使えればうれしい。

 最後にやはり忘れたくないのは「艦これ」!だろう。編集部にも熱烈なファンがいる。はまっているからいつでもやりたいだけだろう……というのは否定しないが、Flashを活用したブラウザーゲームで、負荷も意外と高いので、これがサクサク動くということは、タブレットの基本性能を知る上で、ひとつの指針になるのだ。

 というわけで、今回の条件を踏まえて検討した選択肢がコレだ!

狙いはWindows 8.1搭載のタブレット!
Office搭載なのに価格もリーズナブル

今回、利用したのがこの東芝dynabook Tab VT484だ

 年末のタブレット市場で、玄人好みの選択として注目を集めているのが、Windows 8.1搭載のタブレット。その中でも8インチサイズの小型モデルは非常に盛り上がりを見せているカテゴリーだ。後述するが、インテルのAtom Z3740はなかなか優れたプロセッサーで、小型ながらパソコン用に作られたアプリもなかなか快適に動くスグレモノだ。

 Windows 8.1を搭載したタブレットを推したい理由のひとつに、OSがノートパソコンなどと一緒で、同じアプリを動かせるという点がある。やはり、ここは注目のポイント。

 またPC用のブラウザーがそのまま使えると言う点には、実は大きなアドバンテージがある。それは、iOS/Andoridタブレット専用のブラウザーでは標準では対応できないFlashに対応しているからだ。ブラウザーゲームやウェブサービスなど、Flashがないと見られないサイトでもほぼ制限なく観ることができる。

 ここまで言えば、感の良い人は何を言いたいかがわかっていると思われるが、あえてちゃんと言葉にすると、「艦隊これくしょん -艦これ-」がきちんと遊べるわけだ。スマートフォンやタブレットでは基本的に非対応だっただけに、このためだけに購入するのもよしとすべきことだ。

 仕事に使いたい人も、Officeがフルバージョンで使える利点は大きい。Office搭載のマシンは高くつくというイメージがあったが、PowerPointも使えるので、プレゼン用に持つんですよ! と家族や自分を説得する材料としても申し分ない。

 スタート画面は大きなタイルがタップしやすく、思ったとおり、タブレットで使うには便利。PCで使いづらいと嘆いていた人もタブレットの使いやすさには納得すること請け合いだ。

 もちろん、Windows 8.1なので、昔ながらのスタートメニューが使えるデスクトップ画面にも切り替えられる。フォルダー管理や各種設定などがやりやすいので、スマホよりパソコンの操作に慣れたおじさん世代。初めてタブレットを触る人には、こちらの方がわかりやすいかもしれない。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン