Windowsをすばやく操作するためには、キーボードショートカットは不可欠。読者もファイルのコピペやWordのテキスト編集などで[Ctrl]+[C]といったショートカットで操作の手間を省いているだろう。
また、ノートPCなどではキー配置によって操作しにくかったりすることも。そんな場合は、キーバインドを変更して、使いやすく変更するといい。
今回は、そうしたキーボードショートカットや、キー配列の変更など、キーボードに関するカスタマイズテクニックを解説していきたいと思う。
[Ctrl]と[Caps]キーを入れ替えるなど
使いやすいキー配列にする
旧来のUNIX系端末やMacのキーバインドに馴染みがある人がWindows PCを使うと[Ctrl]キーの位置に不満を感じてしまう。かくいう筆者も[Ctrl]キーは「A」キーの隣にあってほしいために、デスクトップ機では「Happy Hacking Keyboard」などのUNIX端末に近いキーボード製品を利用していた。
[A]キーのとなりに[Ctrl]キーを置くことのメリットは、小指への移動負担を減らすことと、誤って[Caps]をロックして誤入力することを防ぐこと。しかし、ノートPCをメインに使いはじめると、そうした外付けキーボードをつなげるわけにもいかない。
[Ctrl]キーの位置を変えたいというユーザーが多いためか、Windows 2000の頃からレジストリを変更して強制的に[Caps]と[Ctrl]キーを入れ替えるという手法が古くから確率している。この方法は最新のWindows 8.1でも利用可能だが、わかりやすいのは無料ソフトを使ってレジストリの書き換えを行なう方法。今回は2通りの方法を解説する。
まずは、直接レジストリをいじる方法。最悪Windowsが起動しなくなることもあるので細心の注意を払い、ミスなく設定する必要がある。自信がない場合は、後述の無料ソフトを使ったほうが無難だ。
無料ソフトを使う場合は「KeySwap for XP」(http://www.asahi-net.or.jp/~ee7k-nsd/から入手可能)がおすすめ。CtrlとCapsキーの入れ替えだけでなく、[Fn]を除くほぼすべてのキーを入れ替えできるので試してみるといいだろう。
普段Caps Lockを使わないなら
[Ctrl]キーはそのままで
[Caps]キーを[Ctrl]キーに変更して、もとの[Ctrl]キーはそのままにしておく――つまり、キーを入れ替えるのではなく、単に[Caps]キーを[Ctrl]キーに変更するだけの設定もできる。
この場合、[Caps]キーが使えなくなるが、普段まったく[Caps]を利用していない筆者の場合、誤ってCaps Lockがオンになることがなく、本来のWindowsのキー操作でも使えるという意味でメリットがある。
(次ページに続く、「[変換][無変換]キーを増設する」)

この連載の記事
-
最終回
PC
いざというときの最終兵器! Winodws 8.1の復元機能を使いこなす! -
第32回
PC
Windows 8.1の通知機能「トースト」の表示時間を変更する! -
第31回
PC
デスクトップから即検索! 効率がアップするWindowsサーチの設定 -
第30回
PC
書いた文章をWindows 8.1に音声で読み上げさせる! -
第29回
PC
タイマー制御やメッセージ表示も! Windows 8.1のシャットダウン術 -
第28回
PC
Windows 8.1のスタート画面に現われたマズイ画像を消す! -
第27回
PC
タスクバーからファイルなどを呼び出せる「ジャンプリスト」の有効活用術 -
第26回
PC
ウィンドウが画面外に出て操作できない……そんな時の解決法! -
第25回
PC
今年は平成何年だっけ? Windows 8.1の日付表示で解決! -
第24回
PC
Windows 8は誤って上書きしたファイルを復活できる! -
第23回
PC
Windows 8の「ファミリーセーフティ」で仕事の効率アップ! - この連載の一覧へ