●事態はしばらく平行線か
今年1月、アメリカのキャリアがファーウェイのスマホを導入しようとしたが、直前になってドタキャンされた。これも一部報道によると、米国政府が情報漏洩リスクを危惧して待ったをかけたといわれている。
そもそも、ファーウェイ製の通信機器は本当に危険なのか。なぜ、アメリカはここまでファーウェイのことを敵視するのか。
リチャード・ユー氏は「アメリカの競合企業が恐れをなし、政治力を使って我々の参入を阻止しているのだろう。既に171の国と地域で事業を展開しているが、アメリカだけで問題視されている。実際に問題があるなら、明確に指摘してほしい。そうでないと反論のしようがない」と憤る。
同氏は「我々は本社こそ中国にあるが、グローバル企業だ。年間売上の60%以上が中国以外からもたらされている。開発拠点やマネジメントも世界各国に分散している。中国の政治団体や政府と近いということはない。各国でビジネスを展開しているが、その国の文化、法律にのっとって活動している」とも力説する。
騒動をおさめるには、アメリカが何としてもファーウェイが情報漏洩をしているという事実を証明する必要があるだろう。一方、ファーウェイは事実無根だとアピールしつづけなくてはならず、しばらく平行線をたどることになりそうだ。

この連載の記事
-
第270回
トピックス
楽天モバイル、黒字化の裏で不満噴出 通信設備に“2兆円投資”必要か -
第269回
トピックス
通信費が0円に? 楽天がモバイルWi-Fiをバラまく本当の狙い -
第268回
トピックス
mineoが“フルMVNO”に挑む理由 格安スマホ市場の変化が背景に -
第267回
トピックス
菅元首相に“ハシゴを外された”楽天モバイルの踏ん張りに期待 -
第266回
トピックス
スマホ値上げの足音 実質1.6万円のNothing Phoneが“最後の良心”に? -
第265回
トピックス
アップル巧妙な新手数料 スマホ法“肩透かし”で終わる可能性 -
第264回
トピックス
KDDI×ローソンが挑む“ニュータウン再生” 住民は不安も、採算に自信 -
第263回
トピックス
「アクセシビリティは“人権”」アップルが40年間続ける取り組みとは -
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 -
第261回
トピックス
スマホ5G“ミリ波”肩透かし 6Gは“センチメートル波”が鍵に -
第260回
トピックス
ドコモ苦戦 携帯3社、“値上げ”で明暗 - この連載の一覧へ











