●スマホの開発にも暗雲がたちこめる
もうひとつの主力であるスマホ事業は、世界的なシェアで見れば、第2位だったアップルを抜き、世界1位のサムスン電子に続く、第2位のポジションに君臨している。背面に3つのカメラを載せたHUAWEI P20 Pro、HUAWEI Mate20 Proが世界的なヒットとなり、サムスン電子の背中が見えはじめたと言えるだろう。
今年2月、インタビューに応じた端末事業のトップであるリチャード・ユー氏は「1位になるには4~5年かかりそうだ」と語ったが、本音としては4~5年もかけずにトップを獲るつもりだろう。
ファーウェイスマホの強みは、会社自体が通信を専門とする企業である点だという。リチャード・ユー氏は「基地局などの無線ネットワークを手がけているだけでなく、チップセットやモデムチップといった通信用半導体も自社で開発している。これでスマホ本体の開発で優位な立場に立てる」と話す。
2018年4月、米国商務省傘下の産業安全保障局は、もう1つの中国メーカーであるZTEと企業との取引を規制する制裁を課した。制裁により、ZTEと米国企業は電話やメールなどの連絡すら取れなくなってしまった。
以来、ZTEはグーグルとの取引ができなくなり、Android OSのアップデートなども停滞。世界中のユーザーに混乱を招いた。
もし今後、今回の逮捕劇をきっかけにファーウェイがグーグルとの取引を規制されれば、世界第2位という巨大なシェアを持つだけに、ZTE時以上に大きな混乱になることは必至だ。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第292回
トピックス
iPhoneは割引、日本スマホは定価? 「arrows Alpha2」が映すキャリアの事情 -
第291回
トピックス
コミケで2Gbps級も KDDIとソフトバンク“つながる”舞台裏 -
第290回
トピックス
楽天モバイル、KDDIローミング終了でどうなる? 10月以降の通信品質に懸念 -
第289回
トピックス
なぜahamoは40GBに増量したのか 見えてきたドコモの“本音” -
第288回
トピックス
Galaxy Z Fold8を使ってわかった、“パスポートサイズ”が想像以上に快適なこと -
第287回
トピックス
なぜ? 携帯4社が「Galaxy Z Fold 8」を推す理由 -
第286回
トピックス
「ドコモの銀行」で何が変わる? ポイント最大4.5%還元、金融経済圏のメリットと課題 -
第285回
トピックス
20万円スマホに背を向けた日本勢 シャープとFCNTが選んだ「勝てる市場」 -
第284回
AI
OpenAIやグーグルを使い分ける、“AIのMVNO”が存在感 -
第283回
トピックス
「EUでは使えない」アップルがSiri AIで異例の明言をしたワケ -
第282回
トピックス
グーグルvs.アップル、ブラウザ競争の軸は機能から信頼へ? - この連載の一覧へ











