NTTドコモ決算説明会より 筆者撮影
NTTドコモが2月1日、2018年度第3四半期決算説明会を開催した。
同社は2019年度第1四半期に2~4割の値下げを実施すると前回の決算説明会で発表していた。そのため値下げに関して続報があるのではないかと、多くの記者が詰めかけた。
値下げの内容について詳細は明かされなかったが、吉澤和弘社長は「分離プランの方向で考えている」とコメント。「シンプルでわかりやすく、お得を感じていただける設計をしたい」(吉澤和弘社長)。
総務省では「緊急提言」という形で完全分離プランの導入をキャリアに求めていくようだが、NTTドコモでは総務省の緊急提言に先駆ける形で分離プランを導入。通信料金の値下げにつなげていくようだ。
気になる提供時期だが、「発表と実施の時期が一緒ではない」として、発表は第1四半期の前半、実施は後半になる可能性が高いという。つまり4月上旬に発表、6月に提供開始というのが現実的なスケジュール感となりそうだ。
分離プランの導入で気になるのが端末価格の上昇だ。
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