グーグル「Pixel 3」はNTTドコモとソフトバンクが取り扱う 編集部撮影
KDDIは10月11日、「au 2018 秋冬モデル タッチ&トライ」を開催した。
通常、新製品を発表する際はホテルなどの宴会場を借り、大掛かりなステージを組んだりするのだが、タッチ&トライ会は、貸し会議室のような場所でひっそり開くイベントとなっている。キャリアとしては、同じタイミングに新サービスがあれば発表会形式を採用するのだが、特に新しいサービスはなく、大がかりなイベントをやるほどでもない。とはいえ、プレスリリースだけで製品を紹介するのは忍びないということもあり、メディアに向けて製品を試せたり、写真撮影できる場を設けてくれているようだ。
今回、KDDIが秋冬モデルとして紹介したのは、サムスン電子「Galaxy Note9」、ソニーモバイル「Xperia XZ3」、シャープ「AQUOS sense2」、LGエレクトロニクス「LG it」と「INFOBAR xv」の5機種だ。
製品紹介のプレゼン終了後、質疑応答で真っ先に飛んだ質問が「なぜグーグルのPixel 3を扱わないのか」というものだった。
同社プロダクト企画部長の大井龍太郎氏は「商品力全体を見てラインアップを揃えたので、今回は見送った。いろんな方面でグーグルとは話しており、今後の取り扱いについては、ユーザーの声や市場環境を見ながら考えたい」と返答。
関係者によれば、KDDIはPixel 3に関して、かなり慎重な判断をした模様だ。

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