先日、一部メディアが「NTTドコモが通信設備の調達を国内ベンダーから海外ベンダーに切り替える」と報じた。ここ2年ほど、ネットワーク品質が低下しており、ユーザー体感として目立った改善が見られないからというのが理由のようだ。
そんななか、ユーザー体感の指標として、すっかり業界内に認知されたOpensignal社が最新の調査報告レポートを発表。KDDIが18部門中、13部門でナンバーワンを獲得した。ここ数年は、ソフトバンクがナンバーワンというポジションを築いていただけに、KDDIが逆転した格好だ。
KDDIは海外ベンダーを中心にネットワークを構築している。「やはり、海外ベンダーのほうが優秀なのか」と思ってしまいがちだが、必ずしもそうではないようだ。
KDDI コア技術統括本部の前田大輔技術企画本部長は「4G周波数帯を5Gに転用しつつ、Sub6では高密度に基地局を打っていった。また、ビッグデータを集め、地道に品質の改善活動を高速に回してきたのが大きい」と語る。
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