乗ったのは美環ちゃんです
男でも欲しくなるN-WGNに登場した「女子仕様」に乗ってみた
2019年11月26日 12時00分更新
ホンダの軽自動車「N-WGN」が今年モデルチェンジしたのはご存じだろうか。新車が登場すると、何かしらのアクセサリーが同時に発表されるのだが、その中で純正用品メーカーであるホンダアクセスは「エレガントカラーコレクション」という新機軸を打ち出してきた。どうやら女子向けっぽいアクセサリーを、モデルチェンジした車と共に触れてみたい。モデルは現在マニュアル免許取得中の美環さんだ(目指せロードスター乗り! バイク女子・美環がMT免許に挑戦!)。
「エレガントカラーコレクション」の事初めは、今年1月のオートサロンにさかのぼる。ホンダアクセスは近年、社内有志による業務外、いわばクラブ活動で作成したコンセプトカーを数多く展示している。中でも有名なのは「S660」をレトロフィットさせた「S660 Neo Classic」だ。その反響の高さから、実際に約120万円のボディーキットとして販売にまで至った。
こうした結果が、社内で盛り上がりを見せたのかは不明だが、昨年のオートサロンでは5台のコンセプトカーを展示。自動車用品メーカーが自社製品をあまり展示せず、5台ものコンセプトカーを展示する光景は異様であり、威容でもあった。その中の1台が「FIT Elegant Color Collection(フィット エレガントカラーコレクション)」。クルマに乗っているときもきちんとしていたいと思う、働く女性の願いをかなえるというテーマで作られた。
「女性向けのクルマ」とされるモデルやアクセサリーはカワイイ系が多い中、そのカワイイを卒業した20代後半の女性が似合うクルマをコンセプトに、ターゲット層と同じ年代の社内メンバーが、自分たち世代がもっとも欲しくなるクルマってなんだろう? という疑問から作られたこの1台。2018年7月に追加された「フィット Modulo style」に、パールホワイトをベースとした、ネイビーのルーフやゴールドのホンダエンブレムと、大人の女性が似合うスタイリッシュなクルマとして仕上げられた。アンテナ部分をルージュとする遊び心も楽しい。
中でもこだわったのが車内空間。「女性にとってクルマは第2の自分の部屋」とのことから、車内はネイビー系で統一されオシャレの一言。アルカンターラのステアリングなどは、かなりカッコよく、男でも惚れる仕上がりで、ここまで作ったら商品化するのかな、などと思っていたのだが、まさかN-WGNで実現するとは思わなかった。もっとも新車投入というタイミングの問題もあるだろうが、後述するN-WGNの商品性にも関与してくるのだろう。

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