プレミアムEVの覇者を狙うアウディは2025年、フラグシップEV「e-tron GT」を大幅にブラシュアップしました。そこで最新EVはいかなるものかと、高性能モデルである「RS e-tron GTパフォーマンス」に触れてきました。
4年ぶりの進化! 驚異の925馬力とR8超えの加速力
e-tron GTが登場したのは2021年のこと。4年ぶりのマイナーチェンジを受けたということになります。兄弟車であるポルシェのタイカンも2024年にマイナーチェンジしました。
見た目には大きな変更はないですが、グレード体系が従来の「e-tron GTクワトロ」「RS e-tron GT」から「S e-tron GT」「RS e-tron GTパフォーマンス」へと変更に。その名から想像できるように、パフォーマンスが大幅にアップ。「S e-tron GT」は、従来から150馬力増しの最高出力680馬力、「RS e-tron GTパフォーマンス」に至っては、279馬力アップの最高出力925馬力となりました。ちなみに最大トルクは1027N・m(104.7kgf・m)とK点越えです。
そのかわり、価格もアップしており、お値段なんと2469万円。さらに試乗車はオプションがテンコ盛りで、なんと2959万円! 「おいおい、R8の最終型と似た値段じゃないか!」と驚いたわけですが、R8の最終型「V10 performance」の0-100㎞/h加速が3.1秒に対して、「RS e-tron GTパフォーマンス」は2.5秒! 同じ値段なのにパフォーマンスはアップしているうえに、こちらは5人乗り。
実用的で速くなってお値段そのまま、みたいなモノですから文句は言えません。
ドア開閉で車高が動く!?
113万円の「魔法のサスペンション」
オプションマシマシの試乗車ですが、その中でも驚きのオプションが113万円もするアクティブサスペンションです。エアサスペンションに電気油圧式アクチュエーターを組み合わせたもので、なんとドアの開閉に合わせて車高を昇降させる「エレベーテッドエントリー」機能を搭載しています。
これで車高の低いクルマでも、乗降がしやすくなるというわけです。この動きがとても素早くて、誰が見ても驚くこと間違いナシ。113万円もするけれど、これは絶対に取り付けたいオプションです。
後席は想像以上に広々。バッテリーを底面に敷き詰めるのではなく、後席の足元を避けて搭載しているためか、車高が低いわりには足元が広くて快適です。バッテリー容量は前モデルの93.4kWhから105kWhへと増量。走行距離も534kmから631kmに伸びています。
充電ポートの位置は変わらず。ですが、受電能力はアップし320kWに対応。海老名サービスエリアに最近登場した、350kW充電器の恩恵を余すことなく受けられます。
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