新車を買った情報2020、私は四本淑三であります。今回話題の中心といたしますのは、前回に引き続きロードスターRFの排水口に落ちたクリップの救出作戦であります。行きつけのクルマ屋は「まだやってんのかよー。いい加減持ってこいよー」と申しておりますが、こうなりゃ最後までやらなきゃ気が済まない。
まずは前回までのあらすじから。
■失敗は成功の母なのか?
ロードスターRFにはエアコンフィルターがございません。そこで外気導入口のベゼルを利用して換気扇フィルターを挟んでおりましたが、その交換中にクリップを排水口へと落としたのであります。落ちた先は外から見えない暗渠。そこでWi-Fi内視鏡を導入して捜索した結果、ひとまず落ちた場所の特定に成功。これをピックアップツールで拾い上げようという作戦であります。
ツールを差し込めそうな穴は二ヵ所。直上にある径10ミリほどの穴、これを「一の穴」としましょう。ここに差し込めたら簡単なはずですが、内視鏡と同時購入したピックアップツール、TONE「PT02」の径は約14.6ミリ。そこで「ニの穴」からアプローチしたわけですが、これがなかなか難しい。
その難しさを理解していただくために、目標と穴の位置を側面からご覧ください。フェンダーに引いた白い線はフレームの内部構造を示しますが、おそらく実際とはかけ離れたものでしょうから、これは作戦遂行上のイメージということでご容赦ください。
ご覧の通り、まず二の穴から目標までが遠く、フレキシブルチューブを2度曲げざるを得ない。おかげで目標までの誘導が難しく、ケーブルの抵抗も大きいため、操作が難しい。無理ゲーのUFOキャッチャーのような感じであります。ならば!

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