科学技術振興機構の広報誌「JSTnews」

JSTnewsは、科学技術の面白さと魅力を伝えることを通じて社会課題の解決に向けたJSTの取り組みを広く一般の方に伝え、科学技術への関心を高めていただくことを目的とした広報誌です。
2025年11月28日 12時00分更新
文● 科学技術振興機構ほか
-
2025年11月28日 12時00分
TECH
【JSTnews11月号掲載】さきがける科学人/戦略的創造研究推進事業ACT-X「ナノ薄膜による生体脳の超広範囲光計測法の確立と疾患モデルへの応用」
第50回 頭蓋骨をナノマテリアルで代替。生きた脳を超広範囲で観察する手法を完成
東京理科大学の高橋泰伽助教は、生きた脳を可視化する技術「NIRE法」を開発し、脳の広範囲を長期観察することに成功しました。ナノ薄膜と光硬化性樹脂を用いたこの手法は、脳の曲面にも密着し、記憶の仕組み解明にもつながる可能性があります。
-
2025年11月27日 12時00分
TECH
【JSTnews11月号掲載】NEWS&TOPICS 戦略的創造研究推進事業CREST 研究領域「原子・分子の自在配列・配向技術と分子システム機能」/研究課題「超原子を基盤とする階層性ナノ物質科学の創成」
第49回 金の原子3つ分の超極細「金量子ニードル」を開発、他分野への応用に期待
東京大学の研究チームは、金イオンをゆっくり還元する新手法で多様な金ナノクラスターを合成し、原子3個分の幅を持つ「金量子ニードル」を発見しました。これらは近赤外領域で強い吸収と発光を示す独自の光学特性を持ち、温熱療法や生体イメージング、光エネルギー変換などへの応用が期待されています。この成果はナノ物質科学の新展開にもつながります。
-
2025年11月26日 12時00分
TECH
【JSTnews11月号掲載】NEWS&TOPICS 創発的研究支援事業(FOREST)研究課題「細胞熱工学の深化と生命システム制御」
第48回 温度変化をスイッチとしてたんぱく質の機能を操る、新たな分子ツールを開発
金沢大学の研究チームは、温度変化を利用して標的たんぱく質の機能を即時に活性化する分子ツールを開発しました。温度応答性の「エラスチン様ポリペプチド」と細胞死を誘導する酵素「カスパーゼ8」を融合し、加熱時のみ機能をオンにする仕組みを実現。近赤外線で特定の細胞だけを狙い撃つことにも成功し、がん治療など医療応用への期待が高まっています。
-
2025年11月25日 12時00分
TECH
【JSTnews11月号掲載】NEWS&TOPICS 創発的研究支援事業(FOREST)研究課題「がん細胞内過剰鉄を酸化鉄に変換する革新的技術の開発」
第47回 ヒザラガイの硬い「磁鉄鉱の歯」をつくるたんぱく質を発見
岡山大学の研究チームは、ヒザラガイの歯に含まれる磁鉄鉱の形成に関わる新たなたんぱく質「RTMP1」を発見しました。RTMP1は歯の骨組みであるキチン繊維に結合し、酸化鉄の生成を誘導します。この発見により、安全で環境負荷の少ない磁鉄鉱の合成や、鉄代謝異常に関わる疾患治療への応用が期待されています。
-
2025年11月21日 12時00分
TECH
【JSTnews11月号掲載】イノベ見て歩き/大学発新産業創出基金事業 可能性検証(起業挑戦)「ポリグリセロール修飾炭化ホウ素ナノ粒子を用いた中性子捕捉療法によるがん治療」
第46回 炭化ホウ素ナノ粒子と中性子による新しいがん治療法
がんの新しい治療法につなが る研究に取り組む京都大学大学院人間・環境学研究科の小松直樹教授に話を聞いた。
-
2025年11月20日 12時00分
TECH
【JSTnews11月号掲載】特集2
第45回 観察とシミュレーションで生命の謎に挑む 発生学と力学の異分野融合
東北大学大学院生命科学研究科の植田美那子教授は、秋田県立大学システム科学技術学部の津川暁助教らと異分野融合のチームを作り、植物細胞の「かたち」の変化に注目した低次元化と、力学モデルやシミュレーションの手法を組み合わせることで、複雑な生命システムの解明に取り組んでいる。
-
2025年11月19日 12時00分
TECH
【JSTnews11月号掲載】特集1
第44回 ゲノム編集技術を産業応用! バイオエコノミー社会のカギとなる“バイオ DX”とは?
広島大学が主導する「Bio-Digital Transformation(バイオDX)産学共創拠点」は、ゲノム編集とデジタル技術を融合し、食・健康・環境などの社会課題解決を目指す国家プロジェクトだ。卵アレルゲンを除去した「アレルギー低減卵」の開発をはじめ、昆虫や藻類のゲノム解析による有用物質生産、国産ゲノム編集ツールの開発などを進めている。
-
2025年11月18日 12時00分
TECH
【JSTnews11月号特別版】
第43回 北川進博士がノーベル化学賞を受賞
2025年のノーベル化学賞を、北川進博士(京都大学理事・副学長/ 特別教授)ら3氏が受賞することが決まった。JSTは戦略的創造研究推進事業ERATO「北川統合細孔プロジェクト」などを通じ、現在に至るまで、材料化学の新分野を切り開く北川博士の研究を応援し続けてきた。
-
2025年11月17日 12時00分
TECH
【JSTnews11月号特別版】
第42回 坂口志文博士がノーベル生理学・医学賞を受賞
2025年のノーベル生理学・医学賞を、坂口志文博士(大阪大学特任教授)ら3氏が受賞することが決まった。JSTは新技術事業団当時の1991年に発足した独創的個人研究者育成事業「さきがけ研究21」以降、現在に至るまで、生命科学の新分野を切り開く坂口博士の研究を応援し続けてきた。
-
2025年10月16日 12時00分
TECH
【JSTnews10月号掲載】さきがける科学人/創発的研究支援事業(FOREST)「 脳内におけるERK活性の可視化と機能解明」
第41回 妊娠・出産期に母親の脳に起こる変化を解明し、安心して出産できる環境づくりへ
女性の妊娠期から出産期、授乳期における脳神経の変化に着目し、ERK(アーク)と呼ばれる神経系細胞内の情報伝達分子に関わるたんぱく質を研究している兵庫県立大学理学部の幸長弘子准教授にインタビュー。最近になり、妊娠期には神経回路が大きく変化することがわかってきたという。
-
2025年10月15日 12時00分
TECH
【JSTnews10月号掲載】NEWS&TOPICS 戦略的創造研究推進事業 さきがけ/研究領域「 物質探索空間の拡大による未来材料の創製」 研究課題「 電場による非平衡反応場を利用した合成化学」
第40回 抗菌・抗ウイルス性のある「人工ヘチマスポンジ」を開発
東京大学大学院工学系研究科の伊藤喜光准教授らの研究チームは「ヘチマスポンジ」に似た3次元の網目構造を持ち、乾燥状態での密度が通常のポリマーの半分程度の薄膜を開発しました。材料の硬さを表すヤング率は通常の樹脂の約3~4倍。これほど強靭(きょうじん)な人工の多孔質ポリマー材料は、特殊加工された繊維を除けば史上初ということです。
-
2025年10月14日 12時00分
TECH
【JSTnews10月号掲載】NEWS&TOPICS 研究成果革新的GX技術創出事業(GteX)/研究領域「 バイオものづくり」 研究課題「 GXを駆動する微生物・植物『相互作用育種』の基盤構築」
第39回 農業被害をもたらす線虫を植物が認識する仕組みを解明
理化学研究所環境資源科学研究センターの白須賢グループディレクターらの研究チームは、実験室で大量培養が可能な種類の線虫が、植物への寄生能力がないにもかかわらず、シロイヌナズナに強い免疫反応を引き起こすことを発見。この線虫の抽出液から活性物質を精製することにより「分泌型トレハラーゼ」と呼ばれる酵素の一部で、わずか24個のアミノ酸から成るペプチドが、免疫反応の原因になることを明らかにしました。
-
2025年10月10日 12時00分
TECH
【JSTnews10月号掲載】イノベ見て歩き/SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築)「社会的養護経験者(ケアリーバー)の社会的孤立を防ぎ、支援と繋がりながら自立を支える仕組みを創る」
第38回 ケアリーバーの孤立を防ぐ仕組みづくり アプリ開発と自立支援体制構築の両輪で
社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第24回は、児童養護施設などを退所した社会的養護経験者(ケアリーバー)が、支援者と安全につながりながら自立できる仕組みづくりを目指す同朋大学社会福祉学部の宮地菜穂子准教授と、プロジェクトでアプリ開発を担当する中京大学工学部の曽我部哲也准教授に話を聞いた。
-
2025年10月09日 12時00分
TECH
【JSTnews10月号掲載】特集2
第37回 若手女性研究者が魅せられた、新たな物質作りと制御への挑戦
身の回りのものを研究し、新たな性質を持つ物質を作ることは、社会をより便利にする製品の登場につながる。対象の性質を調べたり、新たな物質を探求したりする学問を「物性物理学」といい、近年はトポロジーという概念の導入により研究が盛んに行われている。理化学研究所創発物性科学研究センターの藤代有絵子理研ECL研究ユニットリーダーは、トポロジーの幾何学的な性質を生かした電子物性の研究を通じ、次世代へつながる材料の開発を目指している。
-
2025年10月08日 12時00分
TECH
【JSTnews10月号掲載】特集1
第36回 手軽な尿検査でがんリスクを判定。「マイシグナル」の仕組みとは?
細胞が放出する顆粒(かりゅう)状の物質である「エクソソーム」は、細胞間の情報伝達などさまざまな役割を持つことがわかってきた。東京科学大学生命理工学院の安井隆雄教授は、尿中に含まれるエクソソームを捕捉し、そこに含まれる特定のマイクロRNAを解析してがんのリスクを検査する技術を開発。小野瀨隆一代表取締役(CEO)とスタートアップのCraif(クライフ)を共同創業し、この技術を事業化した。同社が開発・販売する「マイシグナル」は、医療機関や一般企業、ドラッグストアへの導入だけでなく、個人向けのオンライン販売も進むなど、健康社会実現への貢献が期待される。
-
2025年09月18日 12時00分
TECH
【JSTnews9月号掲載】さきがける科学人/戦略的創造研究推進事業さきがけ「品質保証と説明の両立による信頼できるAIの構築技術」
第35回 AIを信頼して使うために「システムの安全性」を数学的に保証する手法を研究
AIを信頼して使うために「システムの安全性」を数学的に保証する手法を研究
-
2025年09月17日 12時00分
TECH
【JSTnews9月号掲載】NEWS&TOPICS 戦略的創造研究推進事業AIPネットワークラボ/AIP加速課題「超高速データサイエンス基盤」
第34回 検索システムに後付けし、多様な検索結果を高速で得られる新手法を開発
インターネット検索は今や、日常生活や仕事に欠かせないものとなっています。しかし、画像や文章を検索した時に、精度は高いものの、検索結果がどれも似通ってしまう場合があります。
-
2025年09月16日 12時00分
TECH
【JSTnews9月号掲載】NEWS&TOPICS 戦略的創造研究推進事業ACT-X/研究領域「環境とバイオテクノロジー」/研究課題「機能性ナノカーボン材料の高効率生産を指向した生体触媒の創製」
第33回 「生体システムを用いた機能性分子創製」により昆虫の体内でナノカーボンを合成
材料科学分野ではこれまで、従来の有機化学や酵素を用いた試験管内での合成法によって機能性分子を合成してきました。しかし、有用な分子の中にはこうした方法での合成が難しいものも存在します。
-
2025年09月12日 12時00分
TECH
【JSTnews9月号掲載】NEWS&TOPICS 戦略的創造研究推進事業さきがけ/研究領域「持続可能な材料設計に向けた確実な結合とやさしい分解」/研究課題「オンデマンド合成&解体を実現するビニルポリマーの高速分解技術」
第32回 アクリルガラスを高純度でリサイクルする新手法を開発
環境汚染や化石資源の枯渇などの問題を背景に、プラスチック廃棄物をリサイクルする技術の開発が求められています。
-
2025年09月11日 12時00分
TECH
【JSTnews9月号掲載】NEWS&TOPICS 研究成果「戦略的創造研究推進事業ERATO上田生体時間プロジェクト」
第31回 吸入麻酔はなぜ効くのか? 完全には解明されていないその仕組みを研究
吸入麻酔薬は外科手術の全身麻酔などに不可欠ですが、どのような仕組みで効いているのかはまだ完全には解明されていません。
-
2025年09月10日 12時00分
TECH
【JSTnews9月号掲載】イノベ見て歩き/大学発新産業創出基金事業 可能性検証(起業挑戦)「近赤外ハイパースペクトルイメージング内視鏡による狭所非染色・非破壊計測産業の創出」
第30回 目に見えない光で目に見えないものを見る ハイパースペクトルイメージング内視鏡
この内視鏡は、人の目には見えない光を使って、私たちが見えるものとは違う風景を映し出す。そこに使われている技術が「ハイパースペクトルイメージング(HSI)」だ。
-
2025年09月09日 12時00分
TECH
【JSTnews9月号掲載】特集2
第29回 チンパンジーのつれションも調査!? 動物の研究から迫るヒトの心と知性
私たちは集団の中で他人と関わりながら生活をしている。他人を思いやって協力することもあれば、時には憎み合うこともある。仲間内で独自のルールを作り、そのルールが地域や国レベルに広がると、1つの文化が形成される。
-
2025年09月08日 12時00分
TECH
【JSTnews9月号掲載】特集1
第28回 目に見えない“心の傷”を可視化。「子どもや若者の虐待・抑うつ・自殺ゼロ化社会」を目指す
ストレスや虐待による心の傷は、身体的にも遺伝子の発現や脳内物質への影響があることが近年の研究からわかってきた。目に見えない心の傷を可視化できれば、精神的な病気に対する新たな治療の道が開ける可能性がある。
-
2025年08月20日 12時00分
TECH
【JSTnews8月号掲載】さきがける科学人/創発的研究支援事業「 脳疲労のグリア―神経連関機構を解明するスポーツ神経生物学」
第27回 疲れを感じないのに判断力が低下する、e スポーツによる脳の疲労特性を解明
疲れを感じないのに判断力が低下する、e スポーツによる脳の疲労特性を解明
-
2025年08月19日 12時00分
TECH
【JSTnews8月号掲載】NEWS&TOPICS 戦略的創造研究推進事業さきがけ/研究領域「植物分子の機能と制御」/研究課題「『擬態する花』に着目した昆虫操作の物質・遺伝基盤解明」
第26回 くさいにおいを作る「腐肉擬態花」のメカニズムを解明
花の中には、腐った肉のようなにおいでハエなどの昆虫をおびき寄せる「腐肉擬態花」という奇妙な花が何種類もあり、代表例としてはラフレシアがよく知られています。しかし、いかにしてこのような臭さの成分を作ることができるようになったかはよくわかっていませんでした。
-
2025年08月18日 12時00分
TECH
【JSTnews8月号掲載】NEWS&TOPICS 戦略的創造研究推進事業CREST/研究領域「細胞操作」/研究課題「DNAイベントレコーダー細胞」
第25回 特定の運命を持つ細胞を取り出す新手法で、再生医療などへの応用に期待
生物学や医学研究では「複雑な多細胞システムにおいて、いつどこでどのような変化や進化が起きているのか」を調べようとしますが、多くの未解決問題があります。
-
2025年08月15日 12時00分
TECH
【JSTnews8月号掲載】NEWS&TOPICS 戦略的創造研究推進事業ACT-X/研究領域「トランススケールな理解で切り拓く革新的マテリアル」/研究課題「有機ナノ柔粘性結晶の創成と動的機能の創発」
第24回 高性能メモリー開発への応用が期待される現象を東北大学が発見
情報を記憶する素子であるメモリーには強誘電体と呼ばれる物質が使われています。強誘電体は外部電場がなくても物質内でプラスとマイナスの電荷の偏りが生じる分極と呼ばれる性質を持ち、かつ外部電場によってその分極の向きを反転できます。
-
2025年08月14日 12時00分
TECH
【JSTnews8月号掲載】NEWS&TOPICS 開催報告「戦略的創造研究推進事業ALCA-Next (先端的カーボンニュートラル技術開発)」
第23回 カーボンニュートラル実現に向け、半導体分野での日英合同ワークショップ開催
ALCA-Nextでは、カーボンニュートラル実現のため、昨今、課題となっている人工知能(AI)などの高度情報処理に伴う消費電力増大に対して、半導体分野における抜本的な省電力化を目指した研究開発を支援しています。
-
2025年08月13日 12時00分
TECH
【JSTnews8月号掲載】イノベ見て歩き/研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同(育成型)「植物育成技術の革新に向けた円偏光変換フィルムの開発」
第22回 光合成や太陽電池の効率向上に期待! 新発想の円偏光変換フィルムを開発
社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第22回は、新たな発想に基づく「円偏光変換フィルム」を開発した京都大学大学院エネルギー科学研究科の岡﨑豊助教に話を聞いた。
-
2025年08月12日 12時00分
TECH
【JSTnews8月号掲載】特集2
第21回 パンデミック対策から災害レジリエンスへ! デジタル技術で目指す次世代社会の構築
2019年に世界中に広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は私たちの生活に大きな被害をもたらした。パンデミックだけではなく、地震や台風、山火事など、私たちはさまざまな災害のリスクの中で暮らしている。
-
2025年08月08日 12時00分
TECH
【JSTnews8月号掲載】特集1
第20回 「ジャンク」とされたRNAの可能性を信じ続け、細胞の設計者としてのRNAを同定
感染症にかかった時、私たちの体内では免疫細胞が活躍して健康な状態に戻そうとする。実は、細胞内レベルでも緊急時に機能を維持する「新たな」機構があることを、大阪大学大学院生命機能研究科の廣瀬哲郎教授らの研究チームが相次いで発見した。
-
2025年07月15日 12時00分
TECH
【JSTnews7月号掲載】さきがける科学人/戦略的創造研究推進事業さきがけ「機械刺激センサーであるトライコームの分子基盤の解明と応用」
第19回 雨が降ると免疫系が活性化する植物のメカニズムを解明し、農業へ応用を
【JSTnews7月号掲載】さきがける科学人/戦略的創造研究推進事業さきがけ「機械刺激センサーであるトライコームの分子基盤の解明と応用」
-
2025年07月14日 12時00分
TECH
【JSTnews7月号掲載】NEWS&TOPICS 戦略的創造研究推進事業CREST/研究領域「データ駆動・AI駆動を中心としたデジタルトランスフォーメーションによる生命科学研究の革新」 研究課題「多階層の神経活動データ駆動による睡眠脳の機能解明」
第18回 睡眠中の脳が「未来の記憶」のための細胞を準備していることが明らかに
睡眠と記憶の関連を調べたこれまでの研究から、記憶は「エングラム細胞集団」と呼ばれる記憶を担う神経細胞集団が経験をした後の睡眠中の再活動によって定着することがわかっています。
-
2025年07月11日 12時00分
TECH
【JSTnews7月号掲載】NEWS&TOPICS 戦略的創造研究推進事業CREST/研究領域「未踏探索空間における革新的物質の開発」 研究課題「Giant CISS物質:界面陽電子・電子の全運動量制御」
第17回 自発的に巻き上がり、超音波で巻き戻る新素材ナノチューブ
共有結合性有機構造体(COF)は2005年に初めて報告された新材料であり、近年研究が進んでいます。有機分子が共有結合でつながった2次元あるいは3次元の結晶性材料であり、多数の微細な穴を持つことから、触媒やバッテリー材料、ガス吸着などさまざまな分野で応用が検討されています。
-
2025年07月10日 12時00分
TECH
【JSTnews7月号掲載】イノベ見て歩き/「STI for SDGs」アワード 2024年度優秀賞「低速電動バスの社会実装による地域課題解決の取り組み」
第16回 「ゆっくりズムのまち桐生」―低速電動バスで目指す、持続可能なまちづくり
社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第21回は、群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターの天谷賢児センター長や桐生市の島田良明課長補佐らが開発・運用に関わっている低速電動バスの地域実装の取り組みを紹介する。
-
2025年07月09日 12時00分
TECH
【JSTnews7月号掲載】特集2
第15回 ⁶⁴Cuを用いたがん治療、診断の放射性医薬品の実用化を目指すベンチャー・リンクメッド社が挑む道のり
がんの放射線治療は、装置を使って体外から放射線を当てる方法と、放射性医薬品という薬剤を投与して体内から放射線でがんを攻撃する方法の2つがある。
-
2025年07月08日 12時00分
TECH
【JSTnews7月号掲載】特集1
第14回 触媒技術を生かし小型プラント実現へ! 原料アンモニアを“低温・低圧下”で製造
世界の人口増加による食料危機や地球温暖化問題の解決策として、農作物の収穫量を増やす窒素肥料やカーボンフリー次世代燃料の原料となるアンモニアが注目されている。
-
2025年06月13日 12時00分
TECH
【JSTnews6月号掲載】さきがける科学人/戦略的創造研究推進事業さきがけ「健康行動セキュリティのためのエンパワメントICT基盤」
第13回 AIやIoTを用いて人々が生活習慣をコントロールできる仕組みを開発
【JSTnews6月号掲載】さきがける科学人/戦略的創造研究推進事業さきがけ「健康行動セキュリティのためのエンパワメントICT基盤」
-
2025年06月12日 12時00分
TECH
【JSTnews6月号掲載】戦略的創造研究推進事業CREST/研究領域「 実験と理論・計算・データ科学を融合した材料開発の革新」 研究課題「 ナノ構造制御と計算科学を融合した傾斜材料開発とスピンデバイス応用」
第12回 光技術で磁化のショットノイズを測定する新手法、量子デバイスの開発に道
物理学の実験においてノイズは通常、精密な測定を妨げる邪魔者ですが、ノイズが重要な情報を担うことがあります。その典型例が、物理系の何らかの流れを担う粒子の数が統計的に変動することで生じる「ショットノイズ」です。
-
2025年06月11日 12時00分
TECH
【JSTnews6月号掲載】NEWS&TOPICS 創発的研究支援事業(FOREST)/研究課題「近接場テラヘルツ励起プローブ顕微鏡による1細胞・1分子分光イメージング解析とその応用」 研究課題「医工融合による低侵襲・高解像な感音難聴の精密診断の実現」
第11回 テラヘルツ波で内耳蝸牛を観察、難聴など耳の病気の診断に期待
可視光と電波の中間帯に位置するテラへルツ波は、内部を被ばくさせずに観察できることから、安心安全な技術として注目されています。
-
2025年06月10日 12時00分
TECH
【JSTnews6月号掲載】NEWS&TOPICS 研究成果/創発的研究支援事業(FOREST) 研究課題「圧力・温度自動応答スマート流体による資源開発革命」
第10回 新たな岩石の破砕法で地下資源開発のコスト低減の可能性
新しい資源として注目されているシェールガスの掘削や、地球温暖化対策の1つである二酸化炭素の地下貯留などでは、地下の流体を流れやすくすることが効率の良い手法につながります。
-
2025年06月09日 12時00分
TECH
【JSTnews6月号掲載】イノベ見て歩き/地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)「バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装」
第9回 バナナに感染する「フザリウム菌」。 ペルーとの共同研究で萎凋病のパンデミックを防ぐ。
社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第20回は、バナナの重要病害である萎凋病(いちょうびょう)の病原体である「フザリウム菌」に対して、特異的診断法と感染被害を未然に防ぐための戦略を構築し、南米のペルーで検出技術の普及を目指す、東京農工大学大学院農学研究院生物制御科学部門の有江力教授を訪ねた。
-
2025年05月30日 07時00分
TECH
【JSTnews5月号掲載】さきがける科学人vol.151
第8回 数百万件にも及ぶナースコールのデータ分析で目指す寄り添う看護の実現
【JSTnews5月号掲載】さきがける科学人vol.151
-
2025年05月29日 07時00分
TECH
【JSTnews5月号掲載】NEWS&TOPICS 研究成果/創発的研究支援事業(FOREST) 研究課題 「雌の生殖路における精子機能調節機構」
第7回 精子形成の正常プロセスが判明!男性不妊症の解明や男性用避妊薬の開発に道
日本を含む先進諸国では6組に1組のカップルが不妊に悩んでおり、その半数は男性に起因すると言われています。精子の形成過程では、精子細胞内の細胞質を除去する必要があり、この過程が正常でないと精子の頭部が折れ曲がり、卵子への受精が不可能になります。
-
2025年05月28日 07時00分
TECH
【JSTnews5月号掲載】NEWS&TOPICS 研究成果/創発的研究支援事業(FOREST) 研究課題 「オーファンGPCRのリガンド発見と新たながん治療の創生」 研究課題 「植物ロボットの研究」
第6回 自ら発光する「生物発光ソフトロボット」の開発でロボティクス技術の向上に期待
柔らかい材料で構成するソフトロボットは、柔軟性と環境適応性から、自然での調査や災害救助を目的とした用途が見込まれています。その中でも「発光」は、情報伝達や環境認識に重要な機能です。
-
2025年05月27日 07時00分
TECH
【JSTnews5月号掲載】NEWS&TOPICS 研究成果/創発的研究支援事業(FOREST) 研究課題 「火星における天気予報の実現と水環境マップの構築」
第5回 火星探査プロジェクトに大きく貢献する「地中水拡散モデル」を東北大学の研究チームが開発
火星は次なる有人探査の目標として注目されており、探査時のエネルギー確保や生命維持の観点から、利用可能な火星表層の水分布を把握する必要があります。
-
2025年05月26日 07時00分
TECH
【JSTnews5月号掲載】NEWS&TOPICS 研究成果/戦略的創造研究推進事業CREST 研究領域 「生体マルチセンシングシステムの究明と活用技術の創出」 研究課題 「知覚と感情を媒介する認知フィーリングの原理解明」
第4回 霊長類の脳機能をデジタル上で再現!「デジタルツイン脳シミュレーター」が開発される!
現実世界の物やプロセスをコンピューター上でモデル化する「デジタルツイン」の実用化が進んでいます。モデル化の対象となるのは、産業用機械や飛行機など多岐にわたり、最近ではヒトの臓器のデジタルツインが循環器の治療や手術前シミュレーションで利用されています。
-
2025年05月23日 07時00分
TECH
【JSTnews5月号掲載】続々・ムーンショット特別インタビュー 2050年を描く
第3回 世界中から注目される日本のフュージョンエネルギー研究の未来
日本発の破壊的イノベーション創出を目指し、2020年からスタートしたムーンショット型研究開発事業。今回は、23年に新たに設定された目標10 「2050年までに、フュージョンエネルギーの多面的な活用により、地球環境と調和し、資源制約から解き放たれた活力ある社会を実現」を紹介する。
-
2025年05月22日 07時00分
TECH
【JSTnews5月号掲載】特集2
第2回 脳機能の解明だけじゃない!「多機能ファイバー」の活用で描かれる多彩な可能性
脳の中では、神経細胞による電気信号と、神経伝達物質やイオンなどといった化学物質を介して、情報が伝達されている。脳機能を解明するためには、これらの信号を詳細に測定する必要がある。
-
2025年05月21日 07時00分
TECH
【JSTnews5月号掲載】特集1
第1回 全国的に注目を集める水インフラ!安全安心な水循環系の実現を目指す研究現場の最前線
信州大学工学部の田中宏明特任教授と東京大学大学院工学系研究科附属水環境工学研究センターの北島正章特任教授らは、水に含まれる微量の病原体や化学物質などの汚染物を管理する新たなインフラの概念を実証し、健康リスクを低減する社会の実現を目指している。







