メルセデス・ベンツ「V 220 d EXCLUSIVE long Platinum Suite」
快眠必至! ニアジョイも驚いたメルセデスVクラスが最高峰の「極上おもてなし空間」と言える3つの理由
V 220 d EXCLUSIVE long Platinum Suiteの気になるところ その1
日本の道路にはやや大きいボディーサイズ
全長約5.1m、全幅1.93mというボディーサイズは、日本の狭い路地や住宅街では運転に気を使う場面があります。とくに、一般的な機械式立体駐車場(高さ制限1.55mや車幅制限1.85mなど)には収まらないことが多いため、外出先での駐車スペースを事前にしっかりと確認しておく必要があります。平面駐車場でもだいたい前がはみ出します。
実際、今回のロケでも曲がりくねった山道はかなりスリリングでした。とはいえ、ヘアピンでも切り返さずに曲れたので、大きいクルマに慣れているドライバーなら問題ないでしょう。
V 220 d EXCLUSIVE long Platinum Suiteの気になるところ その2
国産ミニバンとは異なる乗降性と窓の仕様
日本のミニバンは床が低く、誰でも乗り降りしやすい設計が多いのですが、Vクラスは床面がやや高めになっています。そのため、小さな子どもやシニアの方は乗り降りする際には少し注意が必要です。3列目に乗り込むために2列目を移動させないといけないのですが、2列目シートはかなり重たく、かつ手動で動かす必要があるので大変でした。これこそ電動化してほしい……。
また、今回一番ビックリしたのが、2列目のスライドドアの窓ガラスが開閉しない固定式だったこと。車内が暑くなってきたので、窓を開けて換気しようと思ったら開かなかったのです。安全やプライバシーのためにはいいかもしれませんが、頻繁に窓を開ける人は事前に知っておきたいポイントです。
V 220 d EXCLUSIVE long Platinum Suiteの気になるところ その3
約1400万円という車両価格
充実した装備とメルセデス・ベンツのブランド価値が詰まっているので、この値付けは適正かもしれません。ですが、ライバルのアルファードには豪華な2列目シートを装備したExecutive Loungeグレードがあり、これが860~1065万円と、一番高価なプラグインハイブリッドモデルですら1400万円には届きません。価格だけ見たら、アルファードのほうがオトクじゃない? と思ってしまうでしょう。
ただし、こうしたクルマは単に値段で決めるわけではありません。素晴らしいシートや高い走行性能にどこまで価値を見出せるか、自身のライフスタイルや使用目的に合っているかを、実際に試乗してじっくりと検討することをオススメします。
【まとめ】ただの移動手段ではもったいない
移動時間を快適に過ごせるおもてなしのミニバン
V 220 d EXCLUSIVE long Platinum Suiteは、メルセデス・ベンツが誇る質実剛健なクルマ作りと、最上級のおもてなしが融合したプレミアムなミニバンだということがわかってもらえたかと思います。単に大人数を乗せるための道具ではなく、移動する時間そのものを豊かで上質なものに変えてくれるのです。
国産の高級ミニバンが「きめ細やかな便利さ」を追求しているのに対し、このVクラスは「どこまでも疲れずに安全に走り切る」という欧州車本来の基本性能の高さが際立っています。ロングボディーならではの直進安定性、堅牢なボディーから伝わる安心感は、メルセデス・ベンツならではの大きな魅力と言えるでしょう。
一方で、1.9mを超える広い車幅や高い床面など、日本の道路環境や日常的な使い勝手においては少し妥協が必要な部分があるのも事実です。しかし、そうした点を理解したうえで付き合えば、大切な家族やゲストを乗せて走るたびに、ほかでは味わえない満足感を得られるはずです。
長距離の旅行やゴルフ、あるいは大切なビジネスの送迎など、特別な移動空間を求める人にとって、間違いなく最高の選択肢となる1台です。運転していると2列目の快適さが味わえないのが残念ですが……。
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