世の中には様々なゲームがあり、新作も次々と出てくる。FPS、RPG、アドベンチャーなど多くのジャンルがあるが、あなたが新しいゲームを遊ぼうとする時、何を基準に選ぶだろうか?
好みのジャンルだから、ゲームシステムが面白いと評判だから、昔好きだったゲームの続編だから、その時々によって色々あるだろうし、もちろん理由なんてなんだって良い。だから時には「キャラクターをずっと眺めていたいから」という理由でゲームを選ぶタイミングがあったっていい。
というわけで今回は、ディースリー・パブリッシャーよりPS4、PS5、Nintendo Switch、PC(Steam)向けに発売中のアクションゲーム『SAMURAI MAIDEN -サムライメイデン-』(以下、サムライメイデン)のレビューを前・後編に分けてお届けしたい。
本作を取り上げた理由は完全に前置きの通り。非常に個人的かつシンプルな理由で、筆者がキャラクターの可愛さに完全に惹かれてしまったからである。
さて、前編となる今回は、本作のゲーム内容を軽く触れつつ、美和野らぐ氏のキャラクターデザインによる女の子たちの可愛さ、そして力の入った3Dモデルの秀逸さについて紹介していく。
筆者がプレイするのはPC(Steam)版。スクリーンショット多めでお届けするので、皆様も筆者と同様に本作のキャラクターに心惹かれてほしい。
現代のJKが戦国時代にタイムスリップ?!
本作は、謎の声の導きにより「本能寺の変」の真っ最中にタイムスリップした剣術道場育ちの女子高生「玉織紬」が、「依夜」「刃鋼」「狐美魅」の忍者娘「護影」たちとともに、復活の兆しを見せる魔王に戦いを挑むステージクリア型のアクションゲームである。
また、ステージとステージの合間にはキャラクター同士の会話によって進められるエピソードが挿入され、フルボイスで物語が進行していく。
筆者が実際に遊んだ感触としては、アクションゲームとしての難易度はそれほど高くなかった。難易度「普」ならば、多少詰まるボスが出てきても何回かリトライすればラストステージまでクリアできるはずだ。また、各ステージの合間にエピソードパートが挟まるので、総じてプレイ時間はある程度かかるだろう。
筆者の場合、時折メモったりスクリーンショットを撮ったりと、原稿を書く前提で割とゆっくりとした進行だったのもあるが、1周目をクリアするのに十数時間ほどかかった。割と遊びがいはあると言ったところ。

基本的なゲームシステムはステージクリア型の3Dアクションゲーム。雑魚や中ボスを倒して進み、最後に大ボスをクリアするとステージクリアとなる。道中の宝箱からは戦闘中に使えるアイテムのほか、設定資料やイラストなどを鑑賞できるようになる「記憶の欠片」が手に入るといった収集要素も

主人公も護影たちも、敵を倒して入手できる通貨「因貨」を使用して武器を強化することで、攻撃力や生命力といったステータスを成長させられる。また武器レベルが上がると、溜め攻撃にスーパーアーマーがついたり弱攻撃の威力が上がったりと、武器によってそれぞれ異なるパッシブ効果を得られる。とはいえ、初期装備が十分に優秀なので、1周目は初期装備だけ強化してヨシ
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