このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

ASCIIゲームレビュー語録 第38回

新たな面白さが加わった最高品質のリメイク作品

リメイクの域超えた「バイオハザード RE:3」、RE ENGINEで一新されたジルに惚れ、ネメシスに恐怖!

2020年04月15日 17時00分更新

文● 市川 ●編集 ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

カプコンが開発したサバイバルホラー「バイオハザード RE:3」※スクリーンショットでは限定特典DLCのクラシックコスチュームを着用

 カプコンが開発したサバイバルホラー「バイオハザード RE:3(以下、RE:3)」は、1999年にリリースされたシリーズ第3作「バイオハザード3 LAST ESCAPE(以下、バイオ3)」のリメイク作品である。前作「バイオハザード RE:2(以下、RE:2)」の技術を駆使し、新たな"第3作"として復活を遂げた。リアルなグラフィック、ド派手な演出、一新されたゲーム性などが主な特徴となっている。プラットフォームはPlayStation 4、Xbox One、PC。本記事では、RE:3(PC版、Z Version)のレビューなどを紹介する。

リメイク作品の域を超えた新たな"第3作"

ゾンビが徘徊するラクーンシティが舞台

危機を乗り越え、ラクーンシティから脱出を図ることが目的だ

 本作の主人公は、ラクーンシティ市警(R.P.D)の特殊部隊「S.T.A.R.S.」に所属する隊員「ジル・バレンタイン(以下、ジル)」。第1作「バイオハザード」で起きた洋館の惨劇から生還したジルは、事件の黒幕である製薬企業「アンブレラ」の不正を暴こうとしていた。その最中、アンブレラが開発した「ネメシス(原作でいう追跡者)」の襲撃に遭う。なんとか襲撃者から逃れるも、ラクーンシティは「ゾンビ」が徘徊する惨劇と化していた……。

 本作は、RE:2の主人公である「レオン・S・ケネディ」と「クレア・レッドフィールド」がラクーンシティーに訪れる前の話である。ストーリーと登場人物はオリジナル版の系譜を辿っているが、最新のグラフィックで描写された本作は、リメイクの域を超えた完全新作タイトルであった。

バイオ3にも登場した「緊急回避」は本作にも導入されている。新たな変化として、回避成功後に銃を構えると一定時間スローモーションになり、カウンター攻撃ができるようになった

 ゲームシステムはRE:2を基盤にしつつ、オリジナル版のバイオ3でお馴染みの要素もリメイクされている。その例のひとつとして挙げられるのが「緊急回避」。敵の攻撃が当たる瞬間にコマンドを入力すると回避ができるシステムだ。

 バイオ3ではただ攻撃を回避するだけだった。だが、本作では、回避成功後に武器を構えると強力なカウンター攻撃をお見舞いできるように。回避後にカウンターが決まった瞬間、オリジナル版以上の爽快感が味わえるのがたまらなかった。しかし、入力に失敗すると一転ピンチを迎えることも。RE:3の緊急回避には、イチかバチかの賭けに挑むような面白さが秘められているのだ。

強靭な肉体を持つネメシス。ジルを抹殺するまで執拗に追跡し続ける天敵だ

ゾンビに寄生体を植え付け、ジルの逃走を阻もうとするネメシス。なんて卑怯な……!

 次に気になった点は、ジルを執拗に追い詰めるネメシスの存在。バイオ3経験者を苦しめてきた憎き天敵である。主な攻撃パターンは、全速力で近づいてパンチや掴み攻撃を繰り出す近接攻撃と、触手を鞭のように振り回す遠距離攻撃。ストーリーが進むとロケットランチャーと火炎放射器を装備して襲い掛かってくる。遭遇しただけで「マジかよ……」と怖気づいてしまう。それがネメシスの恐ろしさである。

 RE:3では、プレイヤーの動きを制止する咆哮と、逃げようとするプレイヤーの前に着地して退路を遮る大ジャンプが新たに追加。バイオ3以上に厄介さが増し、経験者も未経験者も苦戦を強いられることになるだろう。何度追い詰められ、何度悔しい思いをしたことか……。これから本作をプレイする人は、ネメシスの恐ろしさを思い知ってもらいたい。

ドラム缶を破壊すると大爆発が起き、複数の敵をまとめて倒せる。ただし、ドラム缶の近くで破壊すると爆発に巻き込まれてしまうので注意

発電機を破壊すれば、付近の敵を一定時間感電させられる

 そのほか、大爆発を起こして複数の敵を一掃できるドラム缶や、敵の動きを止める発電機など、利用可能なオブジェクトも用意。敵もそうだが、ネメシスから逃走するときにもかなり役立つはずだ。しかし、ドラム缶と発電機の近くでこれらを破壊すると自分自身も巻き込まれてしまうので注意。「ご利用は計画的に」ということだ。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ