最新PCゲームチェッカー 第35回
目指せ100万長者!
「CoD:Warzone」ゲームモード「PLUNDER」を紹介、大規模なキャッシュ争奪戦が楽しすぎる!
2020年03月31日 18時00分更新
Infinity Wardが開発し、アクティビジョンが販売している「Call of Duty:Warzone(以下、Warzone)」は、最大150人対戦が可能な「BATTLE ROYAL(バトルロイヤル)」と、高額賞金を目指して競い合う「PLUNDER(プランダー)」を収録した基本プレイ無料のオンラインFPS。3月11日から、PlayStation 4、Xbox One、PCで配信中で、プラットフォーム間のクロスプレイが可能だ。
配信初日でプレイヤー数が600万人、4日後には1500万人を突破したというWarzone。前回はバトルロイヤルを取り上げたが、2回目となる本記事ではPLUNDERについて紹介したい。
目指せ100万ドル!
大規模なキャッシュ争奪戦が面白すぎる
Warzoneに収録されているPLUNDERは、いうなればキャッシュ争奪戦。制限時間内に100万ドルを奪取した1チーム(3名)が勝利となる。マップ内に配置されたキャッシュを回収する、「契約」をクリアする、キャッシュを所有する敵を倒して奪うといった手段で大富豪を目指す。大規模なマップとCoDらしいスピーディーな展開、お金を巡る攻防戦が本ゲームモードの醍醐味となっている。
キャッシュを稼げば稼ぐほど、順位は随時更新されていく。1位になれば勝利だが、最低でも10位にさえランクインすればとりあえずは勝ちという認識でよいだろう。ゲームオーバーになったことによる精神的ダメージは、バトルロイヤルよりも若干低めなのがうれしいところ。
前回紹介したバトルロイヤルと異なり、PLUNDERの参加人数は最大102人(34チーム×3人)で、リスポーン(復活)の回数は無限。さらに、好きなロードアウト(装備セット)と「フィールドアップグレード」を持って出撃できる点も大きな違いといえよう。やられると所有するキャッシュの一部を損失するデメリットがあるものの、バトルロイヤルよりも比較的ライトなゲームモードだ。なによりリスポーンが無限なので、臆することなくドンドン突っ込めるのがいい。Warzoneで初めてCoDをプレイする人は、PLUNDERで腕をならしておくといいだろう。
キャッシュはサポートアイテムの購入に必要だが、PLUNDERにおいては勝利の握る重要なアイテムでもある。敵に奪われたらひとたまりもない。ああ、どこかに銀行はないものか……。そんなときに役立つのが「預金」である。
預金方法は「デボジットバルーン」と「ヘリパット」の2種類。前者は購入ステーションで手に入るサポートアイテムで、いつでもどこでも稼いだキャッシュを預金できる。15万ドルまでと預金額は限られているが、所有しているかどうかで勝敗が決まるので買っておくといい。
一方、ヘリパットはお金を回収してくれるヘリを要請できるスポットで、マップの至るところに配置されている。こちらは預金額の制限はない反面、ヘリを要請してから到着までの間に敵チームに襲撃される恐れがある。敵チームにお金を強奪されてそのままヘリに回収してもらう、といった最悪のシチュエーションが考えられる。
要請してから預金するまでの間がとにかく熱い。PLUNDERを象徴する戦いが激しく展開されるのだ。要請するタイミングはもちろん、敵チームの襲撃から守ること、キャッシュを奪われないよう生き残ることが責務となる。無事キャッシュが回収されたときの達成感は気持ちよく、モチベーションアップにもつながるだろう。逆もまた然りで、敵チームのキャッシュを強奪するのもまた楽しい。
PLUNDERの面白いポイントは形勢逆転のチャンスが十分あること。リスポーン無限とキャッシュの預金だけでなく、1位の敵チームの場所がマップに表示されたり、終了間際に獲得金額が倍になるボーナスラウンドが発生するシステムも用意されているのだ。これらの要素を活かして立ち回れば好成績を残す、もしくは1位も夢ではない。イチかバチかの賭けに挑むことがPLUNDERにおける勝利のカギ。まさにギャンブルだ。
PLUNDERは、CoDらしい大規模なバトルと戦略性、そしてギャンブル要素で形づくられた新たなゲームモードといえよう。バトルロイヤルとPLUNDERは、一度ハマると抜け出せなくなるほどに面白いゲームモードであると感じた。
基本プレイ無料ながら、遊ぶ価値は十分高めなWarzone。今後、追加コンテンツが実装されてどんどん進化していくことだろう。Warzoneが気になって仕方がない人、CoDのコンテンツを無料で楽しみたい人におススメしたい。
作品概要
タイトル:Call of Duty:Warzone
販売:アクティビジョン、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(PlayStation 4のみ)
開発:Infinity Ward
ジャンル:FPS
プラットフォーム:PlayStation 4、Xbox One、PC
CERO:D
今回、Warzoneをサードウェーブのゲーミングブランド「GALLERIA」から販売しているゲーミングノートパソコン「GALLERIA GCR1650GF7」でプレイした。主なスペックは、Core i7-9750H、GeForce GTX 1650、8GBメモリー、500GB SSDという構成で、価格は10万9978円からとなっている。最高品質で検証したところ、80fps前後でプレイできた。Warzoneの主なスペックは以下のとおり。
Warzoneの主なスペック | ||
---|---|---|
要件 | 必要 | 推奨 |
CPU | Core i3-4340/AMD FX-6300 | Core i5-2500K/Ryzen R5 1600X |
グラフィックス | GeForce GTX 670またはGeForce GTX 1650/Radeon HD 7950 | GeForce GTX 970またはGeForce GTX 1660/Radeon R9 390またはRadeon RX 580 |
メモリー | 8GB | 12GB |
ストレージ | 175GB | |
OS | Windows 7またはWindows 10(64bit) | Windows 10(64bit) |
©2019-2020 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, CALL OF DUTY BLACK OPS, MODERN WARFAR
この連載の記事
-
第82回
ゲーム
兵装破壊にや・み・つ・き!『Breachway』戦略性の高いSFデッキ構築ローグライク【Steamゲームレビュー】 -
第81回
ゲーム
『ハチャウマ』は1人でも友だちとでも楽しめる「ウマ娘」最高のファンゲーム!シンプルな操作に奥深い戦略性が光る【PCゲームレビュー】 -
第80回
ゲーム
『無職転生QoM』知られざる魔大陸編のお話はファン必見!戦闘は厳しめなので本気だそう【Steamゲームレビュー】 -
第79回
ゲーム
発売直前! ミケラを巡る新たな冒険が待つ『ELDEN RING』DLC『SHADOW OF THE ERDTREE』レビュー -
第78回
ゲーム
無限に遊びたくなる可愛い工場ビルドゲーム『ShapeHero Factory』体験版レビュー【Steam NEXTフェス】 -
第77回
ゲーム
『百英雄伝』リッチな作りで好印象!往年の名作RPGを遊んだ手触りがよみがえる【ゲームプレイレビュー】 -
第76回
ゲーム
すべてが極上のハイファンタジー体験!『ドラゴンズドグマ 2』を先行レビュー -
第75回
ゲーム
序盤の金策はスジモンが便利!『龍が如く8』物語、バトル、やり込みすべてが楽しい傑作RPG【Steamゲームレビュー】 -
第74回
ゲーム
人類の夜明けはどっちだ!『New Cycle』資源管理が楽しい街づくりSLG【Steamゲームレビュー】 -
第73回
ゲーム
あの黄金時代が再び!『Sea of Stars』はSFC全盛期の良さを蘇らせた「レトロJRPG」だ -
第72回
ゲーム
なにこれ楽しい…!『ロックマンX DiVE オフライン』好きなキャラと装備を組める神ゲーをプレイ!! - この連載の一覧へ