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プリンストンのデジギア道 第9回

International CESでデザインアワードを受賞!

中低音域が豊かに拡がるスピーカーEDIFIER「Spinnaker」

2013年01月11日 11時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●神田 喜和

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ナチュラルなサウンドが持ち味

 さて、開梱して実際に手にとってみたのだが、その際の印象は「結構デカイ」というのが率直なところ。実際、高さは約40センチ、奥行きも19センチほどあるので、パソコンの横に置いて……という用途を想像していると、かなり持て余してしまうかもしれない。

32インチの液晶テレビと並べて、バランスがとれる大きさ。リビングに置いて、Bluetoothでスマホなどを接続し、音楽を楽しみたい

 配線はいたってシンプルなので、セッティングで迷うことはまずないだろう。ちなみに、スピーカー本体もそれほど重くはないので、女性でも簡単にセッティングが可能だ。ただ、本体全体がサランネットで覆われているので、セッティング時にやや持ちにくいかもしれない。

スピーカー前面から側面にかけて全体がサランネットになっている構造

 ペアリング自体は、一般的なBluetoothイヤホンなどと同様の極々一般的な手順で、すぐに接続できる。無線接続ということで、気になるのはその通信品質であるが、今回試聴している際に音が途切れたり、あるいはノイズのような症状は一切なかった。

 さて肝心のスピーカー性能だ。本機は“総合最大出力90Wで迫力のサウンド”がウリのひとつではあるが、実際のところその極限まで音量を上げることは、ご近所迷惑を考えるとまずないだろう。ただ、ある程度の音量までボリュームを上げても、音割れなどといった大きな音質劣化はなく、安定してしっかり鳴る。高音域、中音域、低音域と、それぞれの音域用のスピーカーを搭載しており、スピーカーそのものの“底力”は十分に備えている。

 いっぽうで音質のほうだが、俗にいう“ドンシャリ”的な今風サウンドではなく、全体的に妙な味付けのされていないナチュラルな音質。なかでも中低音の豊かさが、より顕著に感じられた。強いて言えば、高音の抜ける感じがやや弱いかなと感じたが、これに関しては、人それぞれに好みが別れるところだろう。

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