遠藤諭のプログラミング+日記

プログラミング+の“+”の意味は「プログラミングの周りにある関連ねた」の意味。角川アスキー総研の遠藤諭が落ち穂拾い的なコラムを書いていきます。『週刊アスキー』の連載「神は雲の中にあられる」でやったプログラミングねたほか転載もあり。
2021年03月20日 09時00分更新
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2021年03月20日 09時00分
第88回 “自作PC”ならぬ“自作スマートウォッチ”の時代はくるのか?
欧米の主要メディアで話題になっていたオープンソース&DIYなスマートウォッチ「Watchy」が届いた。香港に拠点をおくアートとテクノロジーを標榜するSQFMIの製品だ。どんな感じで遊べるかファーストインプレッションをお届けしよう。
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2021年02月15日 12時00分
第87回 PHSの25年――移動通信の新しいことはたいていPHSが世界にさきがけてやっていた!
2021年1月31日、公衆PHSのサービスが終了した。私も、PHSにはさんざんお世話になっていた。たとえば、いま地下鉄の中でスマホを使ってメールを受信したりウェブを見たりしているが、20年以上前にPHSで人知れずやっていた。日本で生まれた移動通信の技術がPHS(パーソナル・ハンディホン)である。
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2021年02月03日 14時00分
ネットは新型コロナ以降の生活や社会インフラそのものになる
第86回 「Clubhouse」はソーシャルメディアなのだろうか?
ユーザーやジャンルをフォローするしくみしかなく、ソーシャルメディアならではの画像や情報アクセスのためのURLのシェアもできず、録音やメモを取ることも禁止している。そんな音声によるソーシャルメディア「Clubhouse」が、日本国内なもユーザー数をふやしている秘密はここにある。
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2020年11月18日 09時00分
DXのカギを握るのはCX
第85回 《会わない・触れない》、コロナ禍下の《制約》がイノベーションを生む
生身の人間の触れるメディア技術のこれからを予測するのは難しいが、コロナ禍下の生活も10カ月を経過して、少しばかりそのヒントが見え始めている。11/8(水)から開催のDigital Content Expo 2020 ONLINEで「ニュー・ノーマル時代のコミュニケーション:CXが主導するDXの可能性と課題」が開催される。
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2020年10月04日 18時00分
SF映画で穴だらけのテープを読んでいるアレをやりたい
第84回 やっぱりカッコいい!! うちのパソコンに「紙テープ装置」がやってきた!
コンピューターの記録メディアとして「紙テープ」が、かつて使われていたのをご存じだろうか? それは1ビット1ビットを穴として空けてデータを記録するものだった。コロナ禍、リモートワークで会社も同僚もバーチャル空間をただようように感じられるようになったとき、私は、紙テープ装置を自分のPCにつなぎたくなった。
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2020年09月28日 13時00分
第83回 私たちはいかにしてコンピューターを愛するようになったか?
9月30日(水)『これからコンピューターをはじめるキミたちへ! または、私たちはいかにしてコンピューターを愛するようになったか』、9月31日(木)、10月1日(金)、2日(土)映画『GENERAL MAGIC』のオンライン上映+特別座談会に共通するのは、コンピューターへの愛だ!
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2020年09月01日 22時40分
林信行・清水亮・川島優志、当時の関係者らがシリコンバレーで最も重要な失敗企業を語る
第82回 映画『GENERAL MAGIC』の解説つき追加オンライン上映が決定!
この会社がなければいま世界中の人たちが手にしているiPhoneやスマートフォンは少なくともいまの形では存在しなかった。『GENAGRAL MAGIC』は、豊富な映像と最新のインタビューからなる“イノベーションを語るものは必ず見ておかなければならない”ともいう映画だ。その豪華解説付きオンライン上映が決定!
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2020年07月30日 09時00分
第81回 「Mi Band 5」と新型コロナで私の生活はどう変わったか「ロケーション履歴」でわかったこと
ウェアラブルデバイスでApple Watchをしのぐとも言われる勢いで売れているのがスマートリストバンド。そのなかでも、Mi Smart Band 5は注目の製品だ。新型コロナ下でウェアラブルデバイスに求められるものも変わってくるのではないか? 体験的モバイルヘルス論。
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2020年06月25日 13時00分
周りの人たちにアプリを勧めよう!
第80回 人口の60%が利用しないと効果がないは誤り、英国論文の読みどころはそこではない――新型コロナウイルス接触確認アプリ
厚生労働省の「新型コロナウイルス接触確認アプリ」が提供されはじめた。このアプリは 人口の“60%”が使わないと効果が期待できないという説明を見かけるが、根拠となっている数字はそうした意味ではない。それよりも、接触アプリは経済活動復活のカギを握るくらいの可能性も秘めている。
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2020年06月16日 09時00分
新型コロナでお世話になり過ぎなので
第79回 「インターネット」(The Internet)の語源についてあらためて調べる(前編)
小説やマンガの編集者、テレビ番組や映画の関係者からむかしのコンピューターやネット事情について聞かれることがある。ちょっとした時代考証などだ。
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2020年06月12日 17時00分
スマートフォン、AI、ブロックチェーン、DX、オンラインサービス、そして……
第78回 ニューノーマルの時代にITとデジタルはなにができるか?
これから始まる「ニューノーマルの時代」に1人1人ができることはなにか? そこでカギをにぎるのは、日本の場合は「IT」しかないと思う。6つのITデジタル分野について個人やビジネスについてどんな可能性があるか考える。
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2020年06月06日 09時00分
ZoomとSlackとGoogle Docsが三種の神器
第77回 オンラインハッカソンをやりたい
3月の「Hack the Crisis」がきっかけとなり世界57カ国で新型コロナウイルスをテーマとしたオンラインハッカソンが開催。日本でも5月23、24日に開催された「レッドハッカソン オンライン 2020」が開催され見学させてもらった。オンラインハッカソンはどんなふうに行えばよいのか? 三種の神器とは?
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2020年04月18日 09時00分
第76回 プログラミングの本質と魅力を知りたくないか? 休校中の中高生のための5日間講座
4/20(月)~4/24(金)休校中に家にいる中高生向けの無料のプログラミング教養講座が開催される。教養とあるとおりワークショップ的なプログラミングのスキルを学ぶ内容ではなく、プログラミングの魅力を第一線のプログラマーや研究者がその魅力を語る内容だ。
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2020年03月10日 09時00分
第75回 Twitter自分の全ツイート履歴をダウンロード――オンラインではできないDM検索もやってみた
ふだん何気なくつぶやいているTwitterの内容はメールやLINEなどにはない無意識な自分の記録。Twitterの全ツイート履歴をダウンロードしてエクセルに取り込んでみる。広告のインプレッションやコンバージョンも含まれていていじりがいのあるデータでもある。
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2020年02月27日 09時00分
第74回 レジプリンター式インスタントカメラで「レシート日記」はなぜ楽しいのか?
コンビニや食堂などで買い物をするともらえるレシート。それと同じ感熱ロール紙を使ったレジプリタ式インスタントカメラが、いま静かなブームとなっている。子どもはプリントした写真に色エンピツで色を塗り、旅行るす人はノートにこの手のプリントを貼っているそうだ。筆者がハマっている「レシート日記」のススメ。
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2020年01月06日 09時00分
第72回 ピクセルへの愛を確かめろ! ガジェットDITOOとゲームフォント本Arcade Game Typography
パソコンをそのまま形にしたようなデジタルガジェットDITOO、そして、フォント設計者がコレクションして語るアーケートゲームのフォントの世界。やっぱり、デジタルの世界も愛が大切なんじゃないでしょうか?
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2019年12月18日 09時00分
映画『エッシャー視覚の魔術師』はファンなら必見の映画
第71回 渋谷道玄坂のマンホールの蓋のヒミツはご存じか?
映画『エッシャー視覚の魔術師』(2018年・イタリア)の公開がはじまった。エッシャーといえば「テセレーション」(平面を同じ図形で敷き詰める問題)が1つのテーマになっている。渋谷道玄坂のマンホールを探しながら宇宙と生命とアルゴリズムについて考えよう。
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2019年12月10日 09時00分
公道走行可能なZERO9で浅草橋->アキバ->本郷->浅草橋と走ってきた
第70回 電動キックボードはドローンと同じく精神開放マシーンだ!
電動キックボードというと、米国のシェアリングエコノミーやそうしたサービスの日本での実証実験など、ビジネス視点で語られることが多い。しかし、板にハンドルを付けてツーッと走るそのモノ自体がとても楽しい物体だ。買い切りの電動キックボードZERO9に乗ってみた。
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2019年12月02日 16時00分
高岡熱中小学校とM・C・エッシャーの映画
第69回 はじめてワークショップの講師をやって、思いのほかうまくいった話
はじめてハンズオンの講師というものをやらせてもらった。全国の廃校などを利用して地域活性のための授業やハンズオンを行う熱中小学校の1つである高岡熱中寺子屋(国宝の瑞龍寺で開催)でやったハンズオンのようす。
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2019年11月20日 15時00分
第68回 デジタルトランスフォーメーション(DX)の本当の意味はクマムシに聞け!
どの時代にも未来を切り開いてきたのは、遊びであり、オモチャから生まれた非連続な進化だ。「AIチップ、ロボット、ドンキーカー、遊びのIoTから未来は変わる」というパネルディスカッションに登壇させてもらうことになった。
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2019年08月08日 09時00分
プロジェクト責任者の渡邊和也氏インタビュー
第67回 TK-80、PC-8001、NECのパソコンはこんな偶然から始まった
NECの最初のパコソン(当時はマイコン)であるPC-8001が発売されてから、今年で40周年を迎える。その開発責任者をつとめた渡邊和也氏のインタビューを『日本人がコンピューターを作った!』より転載する。
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2019年07月12日 15時00分
第66回 テクノロジーの大波は「オモチャ」のようなものからやってくる
今年のメーカーフェアの目玉はこれか? 「AIでRCカーを走らせよう!」と特別企画「子ども v.s. AI」、アマゾンやNVIDIAも参入するAIカーを走らせる本当の意味はこれだ!
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2019年05月22日 09時00分
円周率31兆4000億桁で世界記録の岩尾さんほか登壇
第65回 5/26 アンドロイドのお祭り「ABC 2019 Spring」が開催
Androidのスマートフォンの開発者や積極的なユーザーたちのお祭り「Android Bazaar and Conference 2019 Spring」が、5月26日(日)10:00 〜 18:00 開催される。Google I/Oの内容のキャッチアップから楽しいバザーや開発者の人生のビジョンをテーマにセッションが盛りだくさんの内容だ。
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2019年05月18日 09時00分
第64回 DonkeyCar求めて中国の巨大オモチャ都市へ! 「汕頭」(スワトウ)買い出し紀行
これからAIとどんな共生をすることになるのか? それを端的に感じさせるのがDonkeyCarだ。そのDonkeyCarの新型ベースカーを探しに中国のオモチャの輸出の7割を占めるという「汕頭」(ウワトウ)に行ってきた。
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2019年04月19日 09時00分
第63回 海外のどこで日本のゲームは楽しまれているか?
『ファミ通ゲーム白書2018』を見ると日本のゲーム産業は、この10年間で約8000億円から約1兆6000万円へと倍増しているそうだ。今回は、そんなゲームに関してWikipediaで日本のタイトルがどの言語圏まで広がっているかを調べてみた。
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2019年04月12日 09時00分
第62回 平成の終わり、デジタル最大のトピックはやっぱりネットでしたよね。
平成元年(1989年)はIT業界にとっては割と大きな区切りになる年だった。私は、『月刊アスキー』の編集部にいて毎週パソコンやデジタル界隈のトレンドを追っていたわけだが、1989年は、次の3つの製品に代表される年だと思う。富士通 FM TOWNS、任天堂 GAME BOY、東芝 J-3100SS Dynabook
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2019年04月05日 09時00分
GDC 2019、GTC 2019が終わった・AIと半導体のセミナー開催
第61回 グーグルの「STADIA」を見ていたらコンピューターのこれからが知りたくなった
米国でゲーム開発者会議「GDC 2019」でグーグルがゲームプラットフォーム「STADIA」を発表した。端末を選ばない、いくらでも性能を向上できる、プレイ中のステータスを友だちと共有できたりもする。そして、AIが活用される。これは、ゲーム機ではなくこれからのコンピューティングで欲しい機能ばかりではないか?
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2019年03月28日 09時00分
第60回 海外のどこで日本のアニメは見られているのか?
今年1月、日本動画協会から「アニメ産業レポート2018」が刊行された。それによると、日本のアニメ産業市場の2017年は5年連続の伸長で(108%アップ)、初の2兆円を突破したと報告されている。興味深いのは、10年前との比較だ。そんな日本のアニメ業界について「世界のどこで日本のアニメが楽しまれているか?」について紹介する。
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2019年03月20日 09時00分
第59回 新iPad Air、新iPad mini発売! デジタル業界の予測は当たらないのだが……。
デジタル業界は、これからどんな製品が出てくるかは割りと予測できるほうだ。CPUなどコア部品のロードマップやトップへのインタビューなどヒント情報はいろいろとある。ところが、市場規模やシェアに関する予測は当たらないことが多い。
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2019年02月27日 09時00分
第58回 アポロ計画のはじまった年の米国の科学雑誌の広告が楽しすぎる
米国では割とポピュラーで日本ではあまり馴染みのないコレクションの分野が雑誌の広告ページだ。科学雑誌『Scientific American』の1961年の12冊をまとめて入手したらロケットやミサイルやコンピューターの広告が楽しかった。
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2019年02月22日 09時00分
第57回 海外のどこで日本のマンガは読まれているのか?
ある理由で、日本のコンテンツが海外で読まれているのか? 鑑賞されているのか調べてみた。Wikipediaのデータをもとに2011年にも同じ集計を行っているが、もっとも他言語ページが多いマンガ作品は『NARUTO』から『ドラゴンボール』となった。ドラゴンボールは47言語から96言語と約倍増している。一方、日本マンガを扱うページで最も躍進したのはフィリピン(タガログ語)のようだ。
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2019年02月20日 09時00分
第56回 「フリー」「シェア」に続くネットのパラダイムは「応援」かもしれない
だいぶ前の『週刊アスキー』の連載「神は雲の中にあられる」(2013年の924号)で、私は、どんなときに人がお金を払うのかというお話を書いた。ところが、ここのところ「応援」は、いまジリジリとその存在感を増してきているように見える。「応援」で人はお金を払うようになってきている。
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2019年02月06日 09時00分
第55回 ストッキングとコンピューター
『ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心』(Hulu)は、1980年代前半、IBMやAppleが市場をにぎったあとの時代の葛藤を描いたドラマだ。コンピューター用語だという『ホルト・アンド・キッチ・ファイア』(Halt and Catch Fire)の意味とは?
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2018年12月31日 09時00分
自動運転よりトレンド? お弁当運びロボットとラジコンカー
第54回 オープンソースのAI学習カー「Donkey Car」を走らせてみた!
ラジコンカーにRaspberry Piをのせてグーグルの機械学習ライブラリTensorFlowをインストール。人間が走行させたときのカメラ画像をもとに学習モデルを作って自動走行させるのがDonkey Carだ。くるべき無人配達ロボットの道は近いのではないか? そして、カワイイ!!
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2018年12月15日 09時00分
第53回 アジャンタのマトンカレーと青島食堂とマカダミアナッツを割る方法
『新潟日報』から10回ものの短期連載のお話をいただいた。新聞のコラム連載は、『朝日新聞』の夕刊で3年半もやらせていただいたことがあるが、独特の文体があると思う。400文字とか500文字とかそんな感じなので、ツイッターほどではないが省略形の表現になる。
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2018年12月03日 17時00分
DonkeyCarではじめるAI
第52回 AIカーが来てる! 自動運転でラジコンカーを走らせよう!
AI(人工知能)でラジコンカーを走らせる「AIカー」あるいは「DorneCar」または「DonkeyCar」が楽しそうだ。米国では元WIRED編集長のクリス・アンダーソンが取り組み、アマゾンウェブサービスもAIカーを発売。AIカーが来ている!
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2018年11月21日 17時00分
ISCA、SDLハッカソン、ミラクルエッシャー展
第51回 理工系と芸術・メディア系の学生はお互いナンパし合うべき
ISCAは国内外の学生対象の映像、デジタルコンテンツのアワード、SDLハッカソンと障がい者向けメガネのビジネスモデルの話、そして、大阪でエッシャー展が始まる。
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2018年09月01日 09時00分
第50回 シリコンバレーではニワトリ小屋を作って鶏を飼うのが流行っているそうだ――IoT化しているけどお掃除は大変
米国シリコンバレーのIT関係者の間で、自宅の裏庭に「ニワトリ小屋」を建てて鶏を飼うのが流行っているそうだ。ワシントンポストCBSニュースが報じていて、「シリコンバレーには数千、おそらく約1万のニワトリ小屋がある」というコメントが出てくる。
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2018年08月24日 09時00分
第49回 アキバ――秋葉原電気街のはじまりについて
世界的にも例を見ない電気の街といわれた「アキハバラ」。その始まり、戦後、米軍横流し真空管を売った闇市が秋葉原駅付近のガード下に移転したことだという。その移転はどのように行われたのが立役者の1人である山本長蔵氏を父に持つ山本博義氏へのインタビュー。月刊アスキー1993年11月号の再録。
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2018年08月09日 09時00分
第48回 ノートPCのクラムシェルデザインのルーツを探る
コンピューターの形状デザインのことを、業界では「フォームファクター」(form factor)と呼んでいる。一般に、このクラムシェルデザインの最初は、1982年4月に米GRiD Systems社が発売した「GRiD Compass 1101」だとされるが・・・。
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2018年06月20日 19時00分
伝説の人物ドミニク・ヴェレ氏へのインタビュー
第47回 フランスで日本のマンガはなぜ受け入れられているのか?
7月5日~8日、フランスでジャパンエキスポが開催される。いまや来場者数23万人を超える日本文化をテーマにした一大イベント(Wikipeidaより)。2009年に、このジャパンエキスポを中心にフランスでの日本のポップカルチャーを取材してアスキー総研の所長コラム「0グラムへようこそ」に掲載していたのを思い出した。
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2018年06月02日 09時00分
第46回 M・C・エッシャー展とでんぐりでんぐりの話
6月6日~7月29日の会期で上野の森美術館で「ミラクル エッシャー展」という催しが開催される。
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2018年05月26日 09時00分
第45回 Oculus GoのRoomsはなぜ凄いのか?
19世紀ドイツの物理学・生理学者ヘルムホルツが、とてもVR(バーチャルリアリティ)的な、コンピューターサイエンス的なことを言っているそうだ。
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2018年05月15日 09時00分
映画館や大型テレビのライバルはVRだった
第44回 Oculus Goのパジャマ感覚のVRを堪能せよ!!
NETFLIXの視聴方法について、いま話題もちきりなのが、発売されたばかりの「Oculus Go」で見るという方法だ。Oculus Goというのは、いわゆるスタンドアロン型(PC不要)のヘッドセットで、私は、年内発売のHTC「VIVE Focus」待ちのつもりでいた(スペック的に断然そっちだと思っていたのだ)。ところが、「NETFLIX楽しい」という報告に押されてを導入してしまった。
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2018年05月02日 09時00分
第43回 TモバイルUSとスプリントの合併は、5Gとスマートの先に見えるものは何かだ
米国の移動通信で3位のTモバイルUSと4位のスプリントが、2019年を目途に合併することで合意したというニュースが流れた。この合併は、ネットデジタルの新しいフェーズに入る前触れのようなものだとみるべきだ。5Gでは、VR/ARのようなリアルタイム3次元映像や8Kといった超高精細映像によって「距離」や「理解」の意味を変えることに価値がある。
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2018年04月13日 17時00分
イノベーションの「A+B」
第42回 VTuber(バーチャルYouTuber)革命——それは、メディアや教育までも変えるコミュニケーションの新しい扉かもしれない
4/18、19開催のナレッジキャピタル大学校でイノベーションの「A+B」の話をさせてもらうことになった。ところで、いまA+Bで最強に楽しいのは「バーチャルYouTuber」(VTuber)だと思う。これは、単にバーチャルキャラクターの1ページではなくてコミュニケーションのイノベーションなのだ。
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2018年03月07日 17時00分
もう何も信じられないかそれ以下の時代がやってくる
第41回 「動画版アイコラ」(Deepfake)が問いかける“ヒト”と“コンピューター”の悪夢的近未来とのつきあい方
ディープフェイク(Deepfake)は、“人工知能によって生成された偽の情報”の中でも映像のことをいう。2017年12月頃から米国のコミュニティサイト「Reddit」で話題になりはじめたもので、その中でも「フェイクポルノ」は、日本のネット文化的にいえば「アイコラの動画版」である。
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2018年02月27日 15時00分
キミは女子スケート団体パシュートのVR動画を見たか?
第40回 VRの価値は“Immersive”(没入感)なのだろうか?
VRでは、人間とシステムが対称性をもって相互に感じあい、作用しあうことができる。人間が意図的にサインを送ったりしなくても、ちょっとした体の動きを察知して「あ・うん」で共同作業をこなすこともできるようになるだろう。
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2018年02月19日 09時00分
第39回 いま最高のガジェットは“人工知能界のEcho”みたいな“ディープレンズだ
毎月、デジタルガジェットにお金をつぎこんでいる私だが、いまいちばん欲しいのがアマゾンの「ディープレンズ」(DeepLens)だ。写真を見ても分かるとおりリビングなんかに置いて使う、同じアマゾンの「エコー」のようなアプライアンスである。
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2018年02月15日 09時00分
第38回 日本人はインドが好きなのに世界のIT企業のようにインドを目指さないのはなぜか?
『インドシフト 世界のトップ企業はなぜ、「バンガロール」に拠点を置くのか?』(PHP研究所、武鑓行雄著)という本が届いた。ちょうど私が武鑓さんをバンガロールに尋ねたのは、ご自身がまさにインドシフトを痛切に感じて明確なアイデアや意見もお持ちになられていた頃だった。
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2018年01月18日 07時00分
第37回 「AIに仕事が奪われる」は怖くない、「古いテクノロジー」を恐れるべき
毎日のようにAIに関連するニュースが流れてくるが、その定番の1つが「AIに仕事を奪われる」という記事だ。しかしそれは正しい認識といえるのか? AIとどうつきあうか、妄想ではなく現実的に考えてみよう。
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2018年01月09日 19時00分
ドキドキのクラウドファンディングは"作ること"に関する何かがある
第36回 現在進行中! Kickstarter日本版をやって分かったこと
2017年9月に日本上陸した「Kickstarter」でプロジェクトを立ち上げてみた。いままでは、ひたすらデジタルガジェットを見つけては買うだけだったのだが、自分でモノを作る側になってみた。
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2018年01月03日 15時30分
第35回 ジョブズのヒーローは“Polaroid”だった。そのOneStepが帰ってきた
ポラロイドを象徴するモデル「OneStep」が、「OneStep 2」として復活してしまった。70年代を代表的プロダクトデザインとその使い勝手はどう蘇らせているか?
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2017年12月27日 09時00分
ハードウェアで「親指シフト」(NICOLA)もエミュレーションする
第34回 キーボードを同時打鍵も含めてカスタマイズする「かえうち」をためしてみた
キーボード配列変換アダプタの「かえうち」を、短期間だがお借りして試用することができた。私の場合は、これで「親指シフト」(NICOLA配列)が使えるというので興味深々だったのだ。
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2017年12月19日 09時00分
第33回 スマホの入力でも日本はガラパゴス、世界は《ひと筆書き》入力が主流だ
3カ月ほど前、私は、「スマホの最も生産的な入力方法はフリックではなく《ひと筆書き》だ」という記事を書いた。私は、Swypeというアプリが楽しいと思って書いたのだが世界の標準的なスマートフォンの入力は《ひと筆書き》になっているらしい。日本は《フリック》だけどね。
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2017年12月13日 09時00分
第32回 人工知能が本当にかしこくなったときの最初の仕事はなにか?
2000年頃以降、米国大手プラットフォーマーにネットは集中しすぎた。それに対する動きとして非集中型ウェブの議論や分散型ソーシャルメディアのマストドンがある。その分散に、ネット本来の創造性や人工知能の未来があるのではないか?
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2017年11月14日 12時00分
3331で開催のPlay! 香港コミックス巡回展にでかけてきた
第31回 香港コミックスにはアジアの都市生活者の共感軸がある
「Play! 香港コミックス巡回展」(11/15まで開催)に出かけてきた。香港のマンガは、グラフィックな新しい表現を探している人なら好きになる人が少なくないはずだ。
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2017年11月10日 09時00分
“Echo”と“Alexa”は何が凄いのか?
第30回 アマゾンは米大手ネット企業なのに社内でコーラが無料じゃないそうだ
スマートスピーカーの本命といえるアマゾンのEchoシリーズがついに国内発売となった。強力なプレミアム会員連携、IoT、スキル戦略。しかし、本当のアマゾンの強さはもう少し別なところにある。
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2017年10月17日 09時00分
第29回 Windows MRの「VR」でコンピューターがカンブリア大爆発をはじめるかもしれない
VRがついにブレークする。理由は、Windows MRが提供されたからだ。
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2017年10月13日 19時00分
そろそろ上海蟹や煲仔飯(土鍋飯)のおいしい季節ですが
第28回 いまいちばんお勧めのドローン「DJI Spark」を持って香港へ!
離陸重量300グラムの「DJI Spark」で旅先ドローン。私の場合はもう香港で飛ばしたくてしかたなかった!
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2017年10月06日 09時00分
毎日使う文字入力を効率的にすることで日本の全生産性はあがるはず
第27回 スマホの最も生産的な入力方法はフリックではなく「ひと筆書き」だ
米国人はスラスラと文字を入力している。スマホでやることが増えて、文字入力も増えたいま、我々もスラスラ入力したいではないか!
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2017年09月13日 09時00分
君もスティーブ・ジョブズになれる!!
第26回 中学生たちに「コンピューターはなぜ面白いのか?」というお話をしてきた
「中学生向けのプログラミング教室をやるのでエンドウさんも喋ってくださいよ」と頼まれた。「コンピューターはなぜ面白いか?」という話をさせてもらうことにした。
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2017年09月01日 09時00分
ラーメン二郎AI開発者も急遽登壇!
第25回 9/6 アート・広告・コンテンツ関係者は必見のディープラーニング講座開催
トイドローンの水準を超えた驚異的な飛行安定性を持つ24グラムしかないドローン「CX-OF」が登場した。
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2017年08月25日 09時00分
これからどうなる?(2)
第24回 ICBMより怖いのは常識を超えた24gの親指ドローンではないか?
「中学生向けのプログラミング教室をやるのでエンドウさんも喋ってくださいよ」と頼まれた。「コンピューターはなぜ面白いか?」という話をさせてもらうことにした。
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2017年08月18日 15時00分
これからどうなる?
第23回 ドローンの次は多脚AR対戦型ロボットの「メカモン」(MekaMon)と仲間たちだ
英国ブリストルに拠点を置くリーチ・ロボティクス社の「メカモン」(MekaMon)は、そのサイズも手に持ち上げた感じも日本人の好きな“カニ”そのものだ。最新の多脚AR対戦型ゲームロボットの実力は凄い!!
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2017年08月15日 12時00分
第22回 戦後GHQによる「航空禁止令」(?)とはどんな内容だったのか読んでみよう
日本の戦後の記述開発に関するストーリーでは、しばしば触れられるGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による「航空禁止令」と呼ばれているものの原文を読んでみよう。
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2017年07月01日 09時00分
第21回 勝手に遊ぶAIが出てきたということは、 人間が頼んでない事をするAIが出てくるということか
マイクロソフトが、同社の人工知能がAtari 2600版の「ミズ・パックマン」で99万9990点のパーフェクトスコアを達成したと発表した。
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2017年06月22日 22時00分
第20回 人工知能とPythonで書いたBOTとジャパニメーションことはじめ
ひさしぶりに自分の書いた本を読んでみた。1991年に単行本で出させてもらった『近代プログラマの夕』(ホーテンス・S・エンドウ著、アスキー刊)である。なぜ、そうなったのかというと本の中身をそのままつぶやくマストドンBOTを作りたいと思ったのだ。
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2017年06月01日 09時00分
『マストドン』はSNSのリナックスみたいなもの ― すべての企業は検討すべき
第19回 角川会長に呼び出されて「マストドンを事業に活用せよ」と言われた
6月10日(土)東京・御茶ノ水で『マストドン会議3』を、12日(月)は大阪・梅田で『マストドン会議4』をそれぞれ開催するにあたって、最近のマストドンについての考えを述べつつ、インスタンス活用の代表例をここで紹介したい。
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2017年05月09日 09時00分
第18回 いちばんやさしい「マストドン」(Mastodon)の話
この1カ月、日本のネット業界の話題をさらった「マストドン」(Mastodon)。しかし、本番はこれからだろう。「マストドン会議2」を前にその基本を整理してみよう。
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2017年04月10日 12時00分
第17回 Twitterのライバル? 実は、新しい「マストドン」(Mastodon)とは!
「Twitterのライバル出現」と騒いでいる。「マストドン」(Mastodon)というドイツに住むEugen Rochkoという24歳の若者によってつくられたTwitterライクなサービスだ。
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2017年04月08日 15時00分
第16回 一般の大学生のITへの興味と30歳未満のプロクラマ限定のイベント
U30(アンダーサーティ=Battle Conference U30)というイベントがあるというので出かけてきた。会場は、港区海岸にあるTABLOIDというとてもオシャレな店舗&イベント施設。そこで感じたのはエンジアと仕事のことだ。
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2017年03月24日 19時00分
第15回 人工知能とVRは、豆腐と納豆の関係
上野の国立科学博物館で、3月18日から始まった「大英自然史博物館展」(6月11日まで開催)に、チャールズ・ダーウィンの『種の起源』の直筆原稿が展示されるそうだ。ところで、人工知能とVRの関係は?
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2017年01月26日 22時00分
日本の子供は賢いがコンピューターが使えない(続々)
第14回 人工知能の時代が来てもプログラミングが必要である理由
OECDの「生徒の学習到達度調査」(PISA)で日本の子供たちのネットとデジタルの利用度が世界で最低クラスであることが分かった。「デジタルデバイド」という言葉は、ネットやコンピューターを"使う人"と"使わない人"の間に生ずる"経済格差"のことまでを述べたものだ。では、どうするのか?
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2016年12月28日 09時00分
日本の子供は賢いがコンピューターが使えない(続)
第13回 OECD、PISAの結果をみると日本はもはや“オタク”ですらない
OECDの「生徒の学習到達度調査」(PISA)の結果は、いささかショッキングな内容だった。数学・読解力・科学の成績がよいのは結構だが、600設問以上におよぶアンケート調査結果には、真摯に受け止めるべきデータが多く含まれている。
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2016年12月21日 15時00分
OECDによる学習到達度調査(PISA)のデータを触って感じたこと
第12回 日本の子供は賢いがコンピューターが使えない
OECDによる「生徒の学習到達度調査」(PISA)の結果が発表された。数学・読解力・科学で日本は高い成績だったが、読解力については前回よりも低下した。日本の子供たちの成績に大きな影響を与えたその理由とは?
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2016年12月09日 09時00分
第11回 人生のたいていのことはPythonでできる?
「女人は我々男子には正に人生そのものである。即ち諸悪の根源である」と芥川龍之介が書いているそうだ。これに倣っていうなら、コンピューターとは人生そのものだと言ってよいと思う。
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2016年11月11日 09時00分
パワポ禁止なんてとんでもない! クライアントや上司を説得するためのコミュニケーションを鍛える
第10回 プレゼンが下手な人は「パワポカラオケ」をやってみよう!
全世界のビジネスマンの強い味方「パワーポイント」。そのパワーポイントを使ってやる「パワポカラオケ」というのがあるそうな。パワポカラオケと、パワポ禁止を取り巻く最近の議論と、これからについて考察する。
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2016年10月31日 19時00分
日本人は関ヶ原の戦いの頃にグーテンベルグの印刷機が入ってきたのに300年も手彫りしてきた
第9回 アルデュイーノ式自動筆記ロボットはなぜ楽しい?
18世紀フランスで作られた自動筆記人形。現代の自動筆記人形MakeblockのmDrawBotに描画させてみたら可愛かった。
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2016年10月21日 09時00分
任天堂やはてなもあるデジタルと古都の関係あるやなしや
第8回 「京都」は移住におすすめしない。その理由を7つのポイントで解説された
移住には理想の地と名高い京都。しかし、京都人の目には移住に向かない地だそうで。その理由を探った。
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2016年10月13日 17時00分
第7回 世界でいちばんすすんだスマートフォンはどれだ?
7つのパーツに分解可能。フェアトレードの精神で作られたスマートフォン“FAIRPHONE2”
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2016年10月03日 09時00分
ザリガニとネズミとIoTでスマホはこう進化すべき
第6回 ディープラーニングとは言うけれど、脳の可能性はとても大きい
ネズミの額に赤外線を検知するセンサーを埋め込み、それを脳の神経細胞につなぐことで“赤外線の見えるネズミ”を作りだしたというニュースがあったのをご記憶だろうか?
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2016年09月23日 19時00分
第5回 ゼロ除算と知られざるカシオミニCM-606の秘密
数学の歴史上「0の発見」は大きなトピックだった。その0で割るということほど哲学的な計算はないのだが、コンピューターにとっても典型的なバグのもとなのだ。
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2016年09月16日 09時00分
第4回 18世紀の紳士のたしなみに学ぶ、プログラミングの話
18世紀には、ヨーロッパの紳士にとっての知的娯楽として“旋盤”は確立されたものになっていた。それは、後期産業主義の時代の下地になった。21世紀のいまの紳士どもの知的娯楽は、だとしたら“プログラミング”であるべきなんじゃないか?
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2016年09月12日 10時00分
第3回 書を捨てよ!ドローンを作ろう。FLYBRIXがやってきた
これからの我々の身の回りの電子機器がどんなものになっていくのか、そのためのいちばんいい教科書はドローンだと思う。
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2016年09月12日 07時00分
第2回 「本」を読まないエンジニアはたぶん進化しないと思う
最近、私が気に入っている神田神保町の「GLITCH・COFFE&ROASTERS」(グリッチ・コーヒー&ロースターズ)というカフェがある。狭い店内の5分の1は占めてしまう巨大な焙煎器もだが、なんといっても「GLITCH」という名前がいい。
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2016年09月10日 20時00分
第1回 CODE MASTER!話題の子供向けプログラミングボードゲームをやってみる
「いまの教育制度はコンピューター時代についていけていない」と主張する人物が、“プログラミング”を正面から学ぶとうたった小学生向け知育玩具を作ってしまった。(今回は「週刊アスキー連載中の『神は雲の中にあられる』より転載です)
