ロストプラネットエクストリームコンディション
続いてはゲーム性能をチェックすべく、ロストプラネット エクストリームコンデションを用意した。なおHD4850/4870は1280×1024の解像度が選択できなかったため、スコアをN/Aとしている。スコアはグラフィックス性能を見る「Snow」のみを抜き出している。
標準設定では3DMark06/Vantageと違った様相を見せ、ダントツでGTX 260/280が高いスコアを記録している。逆にHD4870はかなり遅れを取っており、GTX 260にもかなり差を付けられ、9800 GTX+とかろうじて勝負なっている感じだ。ただし高負荷になるとHD4870のメモリクロックが効くためか9800 GTX+を大きく突き放し、GTX 260に迫る。
高負荷ではHD4850/4870がかなり健闘しているように見えるものの、標準設定のスコアとほぼ同じになっており、どうやらドライバに問題がある印象だ。
Crysis
ロストプラネット以上にDirectX 10の活用度が高いFPSタイトル「Crysis」。設定は全て「高」にし、同タイトルの含まれるGPU Benchmarkモードにて計測を行なった。
標準設定の解像度1024×768では、HD4870はいまいち振るわないものの、解像度を上げてもパフォーマンスはあまり落ちず解像度1920×1200ではGTX 260とほぼ互角の勝負をしている。解像度1024×768のHD4870のスコアは恐らくドライバのアップデート等により改善すると思われるが、ゲームによってはパフォーマンスを発揮できないケースがあることを覚えておく必要がありそうだ。またGTX280は地力の違いをみせ、2ランク上の性能を発揮している。HD48500は9800GTX+には届かず、9800GTXといい勝負といったところだ。
そして高負荷設定になると、HD4850/4870のスコアがグンと伸びる、というより9800GTX/GTX+のスコアが派手に落ち込んでいると言った方が正しいだろうか。快適に遊べるボーダーラインを40fpsとすれば、標準設定では全てのビデオカードは合格となるものの、高負荷になるとHD4870、GTX260/280のみとなる。
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