4回目ではAtomプラットホームの実力をテスト。テストと言ってもそこはAscii.jp。おなじみの「PC Mark」やら「3D Mark」やらは“あえて”スルー。みんなが大好きなギャルゲーやMMO RPGのベンチマークテストで真実の、本当の、リアルな実力をチェックする。
……まあ、こんなヒネったテストを行なうのは「PC Markとかの真っ当なテストは、いろんなところですでにやられちゃってるので、今さら」という理由もある。おっと。コレはオイラとキミだけの秘密だぜ。
テスト環境は3種類。Atom 230+945GCの“ノーマル”環境。前回のAV編で構築した“Atom 230+GeForce 8500GT”のGeFoece環境、“Atom 230+Radeon HD 2400 PRO”のRadeon環境の3つだ。それぞれOSは Windows XP SP3を用いる。というか、正直に告白すると、Atom 230搭載マザー「D945GCLF」にメモリー1GB、Windows XP SP3を搭載した同一の環境でビデオカードをとっかえひっかえした、というのが正しい。
なお、ビデオカードの性能が低すぎるのでは、とのご指摘があるかもしれない。しかし、現状、手に入るPCI接続ビデオカードは非常に種類が少ない。Mini-ITX環境で多いロープロファイル対応となると、さらに限られてくる。加えて電源容量の問題もある。GeForce 8500GTも、Radeon HD 2400 PROも、Atom環境で使用できるビデオカードの中では、最強に近い部類となることを先にお伝えしておきたい。
テスト環境 | |
---|---|
マザーボード | インテル「D945GCLF」(945GC + ICH7) |
メモリー | GeIL製DDR2-800 1GB |
ビデオカード | Albatron「AL-GF8500GT PCI」(GeForce 8500) バッファロー「GX-HD2400/P256」(Radeon HD 2400 PRO) |
HDD | Western Digital「WD5000AACS」(500GB SerialATA) |
ケース | オウルテック「OWL-PCCHS01」(内蔵電源の容量は150W) |
OS | Windows XP Professional SP3 |
テストに使用したベンチマークソフトはコレだ!
スクウェア・エニックス「Vana'diel Bench3」
コーエー「三國志 Online」
FrontWing「タイムリープ ぶーとべんち」
テックアーツ3D「3Dカスタム少女 ベンチマーク」
(次ページへ続く)

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