今週登場したAMDの新型GPU「Radeon HD 4670」に続き、今度は「Radeon HD 4650」を搭載する初のビデオカード「R4650-D512」がMSIから発売された。
「R4650-D512」
「Radeon HD 4650」は、今週登場の「Radeon HD 4670」の下位モデルにあたるGPU。製造プロセス55nm、PCI Express 2.0に対応、DirectX 10.1/Shader Model 4.1をサポート、Stream Processor数320基、テクスチャユニット32基、メモリインターフェイス128bitなど基本性能は「Radeon HD 4670」と同じ。ただしコア/メモリクロックは「Radeon HD 4670」の750MHz/2000MHz(GDDR3版)から650MHz/1000MHz(DDR2)となる。
採用第1号となった「R4650-D512」は、2スロット分の厚みのある冷却クーラーを装着した製品で、ブラケット部はDVI-I/VGAという構成。メモリはDDR2 512MBを搭載している。価格はアークで9480円。定評のある動画再生支援機能「UVD2」や省電力機能「PowerPlay」もサポートするお手軽ビデオカードとして、3Dゲームなどの用途に使用しないライトユーザーにぴったりな製品と言えそうだ。
「R4670-2D512/D3」
なお、同時にMSI初の「Radeon HD 4670」搭載ビデオカード「R4670-2D512/D3」も発売されている。搭載メモリはGDDR3 512MB、コア/メモリクロックは750MHz/2000MHzで、ブラケット部はDualDVIという構成。付属品としてDVI→D-SUB変換コネクタを同梱する。価格はスリートップ2号店で1万800円、アークで1万980円となっている。