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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第1097回

特盛で正解! なか卯「天然本まぐろ丼」は高いけど、うまい

2025年12月25日 17時00分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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丼チェーンの海鮮丼って?

 ごきげんよう。年末年始くらい、ちょっと贅沢したくなりませんか?

年末だし、なか卯の「天然本まぐろ丼」を食べてみよう

 丼チェーンのなか卯は、12月24日より「天然本まぐろ丼」を発売中です。

 商品名そのまま、“マグロの王様”とも称される天然の本まぐろの使用したスペシャルな海鮮丼。天然本まぐろはスーパーで並んでいてもリッチな価格帯ですよね。年末年始の時期ならではの、豪華なメニューです。

 価格は並1180円。並以外にも各サイズ用意されていて、まぐろ2倍・ごはん大盛りの
「特盛」は1880円です。

 今回は思い切って「特盛」を注文してみました!

▲天然本まぐろ丼(特盛) 1880円
※まぐろは並の2倍・ごはん大盛り


 着丼した「天然本まぐろ丼 特盛」は、大盛りごはんの上に、まぐろの切り身がびっしり。数えてみるとだいたい20切れくらいが盛り付けられていました。

 ご飯の上には錦糸卵と刻み海苔が敷かれ、見た目にも華やかです。

 なお、トッピングの小ネギは、注文時にタッチパネルから「抜き」を選べる仕様になっていました。こうした細かな配慮はうれしいですね。

「特盛」(1880円)はマグロびっしり

本まぐろの赤身がびっしり

 では、いただいてみます!

 リリースによると、使用部位は赤身。確かに、中トロのようなやさしいピンクではなく、身は凛とした濃い赤。錦糸卵とのコントラストがくっきりしています。

 赤身だとあっさりしているイメージがあるのですが、なか卯の「天然本まぐろ丼」はどうでしょう?
 

とろけるおいしさです

 ひと口食べてみると、とろける~! うま~!

 本まぐろは一般的に、脂のりがよく旨みが濃いとされていますが、やはりその通り! 赤身の部位ではありますが、脂のりがよくなめらかで口の中でとろけていくようです。さすが本まぐろ!

 赤身であることによって、まぐろの力強い風味も感じられます。スーパーで安売りされているまぐろのブツあたりとはあらかに別物で、「あ、いまちょっといい海鮮を食べているな」と思わず噛みしめてしまいます。

錦糸卵にも、なか卯の“こだわり卵”を使用しているそうです

 ごはんは白米ですが、敷かれている刻み海苔がほどよい“つなぎ”になっていて、白米に刺し身がのっている時にありがちな、ちょっとチグハグする感じはありません。そのあたりもよく考えられていると思います。

 ただし、ごはんはアツアツで提供され、刺身が温まってしまいそうなのが気になりました。到着したら早くかっこんでいただくのがよいでしょう。

素直においしかった!値段は高いけど……

 なか卯の「天然本まぐろ丼(特盛)」は、本まぐろならではの上質な味わいをしっかり楽しめる、満足度の高い一杯でした。もう、率直に言っておいしい。

醤油をかけてかっこみました

 なか卯といえば、親子丼やうどんのイメージが強いですが、期間限定で投入される海鮮丼も実は評判がいいんですよね。母体であるゼンショーグループが寿司などの海鮮業態を展開していることもあり、仕入れ面での強みがあるのでしょう。

 とはいえ、価格はそれなり。並盛が1180円、今回私が食べた「特盛」は1880円です。

 丼チェーンでこの価格となると、財布を取り出す瞬間に少しひるみます。……けれど、天然本まぐろを使っていることを考えると、むしろ良心的なのかどうか。判断に迷う、絶妙なラインでもあります。

 少なくとも、「できるだけ安くまとめよう」という姿勢ではなく、「しっかりいいものを出そう」という気概は感じられました。

 個人的には、本まぐろのおいしさに満足できたので、食べてみて後悔はなし! 年末年始の「ちょっと贅沢したい日」に選択肢としてアリな一杯だと思いますよ。
 

※価格は税込み表記です。

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