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石川温のPCスマホニュース解説 第240回

アップル「Vision Pro」すごい進化に思わず声が出た

2025年06月13日 07時00分更新

文● 石川温

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空間に表示する「ウィジェット」便利すぎ

 もうひとつ便利になったのがウィジェットだ。

 パソコンやスマートフォンなど、デスクトップやホーム画面に自分の必要とする情報を貼っておけるのがウィジェットだ。

 Apple Vision Proでは、空間上にウィジェットを貼り付けられるだけでなく、今回から部屋の壁に埋め込むことが可能になったのだ。

 つまり、時計や天気、株価、ニュースなど、常に知りたい情報は部屋の壁を見ればわかるようになった。しかも、Apple Vision Proを外し、また装着しても設定したウィジェットはそのまま表示される。いつも同じ部屋でApple Vision Proを使っていれば、壁を見ればウィジェットで最新情報を確認できるわけだ。

 このとき、Apple Vision Proは部屋の大きさや中にある家具などを覚えて、空間として認識している。寝室や仕事部屋、リビングなど、それぞれ別のウィジェットを貼り付けておくということも可能だ。

 Apple Vision ProではMacBook Proの画面を最大32:9のウルトラワイド表示にして、仮想ディスプレイとして空間に配置することができる。

 つまり、MacBook Proの画面を巨大にして目の前、いっぱいに表示しつつ、時々、壁を見て、ウィジェットを確認するなんて使い方ができる。もはや13インチのディスプレイのなかで完結するのではなく、部屋の空間全体を使って、仕事ができるというわけだ。

 このウィジェットのデモを試して、正直、壁の大きな部屋がある家に引っ越したいと思ったほどだ。

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