関西のネットワークの心臓部「堂島」直結 相互接続性と手厚いサポートで選ぶなら選択肢は1つ
大阪のDCといえばスマコネ!今選ばれるネットワークデータセンターとは?
2026年03月11日 11時00分更新
従来、日本のデータセンターは首都圏一極集中だったが、この10年は関西圏の成長が著しい。しかし、ハイパースケーラーやAI前提ということも多く、関西圏の企業が利用しやすいリテール向けデータセンターは、まだまだ少ないのが実情だ。
そんな中、NTTスマートコネクトは関西圏のネットワークのハブにあたる堂島の立地を活かしたネットワーク重視型のデータセンターを提供しており、ユーザー企業の支持を受けている。NTTスマートコネクト IDCビジネス部の岩﨑 俊介氏と有馬 典秀氏にその強みを聞いた。
クラウド時代でも根強いデータセンターのニーズ
パブリッククラウドの利用が増えた昨今でも、データセンターは根強いニーズがある。電力やネットワーク、安定したインフラを確保したデータセンターは、企業のサーバールームとして利用できるだけではなく、動画配信やWebサービスのインフラとしても欠かすことはできない。
昨今の傾向としては、まず既存データセンターからのマイグレーションが増えているという点が挙げられる。NTTスマートコネクト IDCビジネス部 シニアマネージャー 岩﨑 俊介氏は、「ビルが老朽化したり、メンテナンス担当のベテランが引退したりといった背景で、自社サーバールームからデータセンターにサーバーを移す企業さまは一定数いらっしゃいます」とのこと。
もちろん、データセンター事業者側の都合で引っ越しを余儀なくされるユーザー企業もいる。NTTスマートコネクト IDCビジネス部 マネージャー 有馬 典秀氏は、「耐用年数を超過した古いデータセンターの閉鎖や、データセンターを提供してきたシステムインテグレーターの戦略変更で、他のデータセンターに移管しなければというご相談もあります」と語る。
現在はオンプレミスとパブリッククラウドのハイブリッド構成が増えているが、企業によってはオンプレ回帰の動きも見られるという。岩﨑氏は、「この数年でパブリッククラウドの価格がどんどん上がっています。従量課金でクラウドを利用していたら、オンプレ時代よりコストがずいぶん上がってしまったという企業さまも多く、一部をデータセンターに戻そうという会社も出ています」と語る。
今データセンターを選定するユーザー企業にとって重要なのは、こうしたIT動向の変化に柔軟に対応できるネットワークの強さと選択肢だ。安定したサーバーの運用はもちろん、パブリッククラウドに柔軟に接続でき、シームレスに利用できること。そして情報システムの人手不足にも対応した運用サービスの充実が求められる。
関西のネットワークの相互接続点「堂島」というプレミアムな立地に強み
こうしたニーズの受け皿となるデータセンター市場においては、関西圏の成長が著しい。従来、データセンターと言えば首都圏の一極集中だったが、大阪市内に都市型データセンターが増えている。「外資系事業者やデベロッパーなど事業者も増え、工場や学校の跡地などがデータセンターの用地として転用されるようになり、市場としてすごく盛り上がっている印象です」と岩﨑氏は語る。
とはいえ、関西圏の企業からすると選択肢が増えているわけではないという。岩﨑氏は「現在、関西圏で建てられている郊外型データセンターの多くは、ハイパースケーラーやAI向けで、リテール向けのデータセンターではありません。関西圏の企業にとって選択肢が増えたわけではないと考えています」と指摘する。
こうした「データセンターバブル」とも言える関西圏において、NTTスマートコネクトのデータセンターの強みは、大阪市内の堂島という立地だ。堂島は関西圏におけるネットワークの集約点であり、都内の大手町にあたるプレミアムなロケーション。NTTスマートコネクトは、この堂島を中心に大阪市内に7つのデータセンターを擁しており、2022年に開設された最新の曽根崎データセンターも梅田からも徒歩圏で、企業のサーバールームとして利用しやすいメリットがある。
データセンター間も、他の事業者もつなぐ「ネットワークの強さ」
NTTスマートコネクトのデータセンターの強みはなんと言っても国内最大の通信事業者であるNTTならではのネットワークの強靱さだ。有馬氏は、「データセンターを設置しているNTTのビルが、通信専用の地下トンネルである『とう道』と直結されています。これにより、地震や水害などの自然災害に対する強靱さを実現しています」とアピールする。
同社の堂島データセンターは会社設立の2000年以来、西日本最大級のIX(インターネットエクスチェンジ)拠点として運用されてきた。しかも、北浜、日本橋、曽根崎などの他のデータセンターも、堂島から5km圏内に集中しており、「堂島コネクト」として光ファイバーで直結されているため、堂島データセンターと同じ使い勝手で利用できる。
岩﨑氏は、「堂島のデータセンターは国内外の通信事業者やISP、コンテンツ事業者がつなぎ込んでいます。光ファイバーで直結した他のデータセンターも、堂島と同じような使い勝手を提供できるようにしています」と語る。有馬氏も、「基幹システムやデータベースのサーバー、パブリッククラウドに接続するニーズでは、ネットワークを重視したわれわれのデータセンターを利用していただくことが多いです」とアピールする。
同社のネットワークは自社のデータセンター間のみならず、パブリッククラウドや他の通信事業者との相互接続も可能だ。「通信事業者の選択肢はNTTだけではありません。他の通信事業者の回線がすでにデータセンター内に引き込まれていますので、ネットワークの選択肢は多種多様です。接続の選択肢が広いという理由で弊社を選んでいただくことも増えています」(岩﨑氏)。
今後はデータセンターとの相互接続も強化していくという。「大阪近郊の他社データセンターと直結するDCI(データセンター間接続)も拡充していく方向です。西日本のインフラ事業者としてデータセンターのみならず、データセンターネットワークのサービスもどんどん拡充していきたいです」と岩﨑氏はアピールする。さまざまな接続の選択肢が増えることで、ユーザー企業はNTTスマートコネクトのデータセンターを基盤にしつつ、安定かつ柔軟なIT機器の運用が可能になる。
企業の運用負荷を軽減するリモートハンドサービス 柔軟性こそサービスのDNA
NTTスマートコネクトのデータセンターのもう1つのメリットは、柔軟性だ。昨今は、構成やサービスメニューを標準化しているデータセンター事業者が増えているが、NTTスマートコネクトのデータセンターは自由度が高い。「『ラックの棚板を変更したい』『複数ラックをケージで囲みたい』『ホットアイルの入退室口にも鍵をかけたい』など、さまざまなニーズに可能な限り答えます」と岩﨑氏は語る。
顧客の声に柔軟に対応する体制は、NTTスマートコネクトのデータセンターのDNAとも言えるメリットだ。データセンターの作業を代行するリモートハンドサービスでは、24時間365日の運用サポート、構築支援や保守メニュー、多言語対応のサポートなどを提供しており、ユーザー企業の機器の運用負荷を大きく軽減する。
岩﨑氏は、「弊社はいい意味で人数も少ないので、小回りも利きます。リモートハンドサービスや個別対応、カスタマイズなどのニーズにスピード感を持って対応できる点が、評価を得ているところです」と語る。有馬氏も、「柔軟性は他社にも負けないと考えています。こうしたわれわれのスタイルを維持しながら、お客さまのニーズにも細かく答えていきたいと思います」とアピールした。
そして、昨今のユーザー企業の関心事は、機器にかかる電気代だ。この点に関しても、NTTスマートコネクトがデータセンターを展開している関西圏は、首都圏に比べて電力代が安価に抑えられている。これは関西電力や九州電力の管内で、原子力発電所が稼働していることに起因するファクト。「今までは大阪はあくまでバックアップやDRの観点で利用されることも多かったですが、コストという観点で弊社のデータセンターをメインでご利用いただくユーザー企業も増えてくると考えています」と有馬氏はアピール。ネットワークに強い大阪のデータセンターなら、NTTスマートコネクト。今、改めて認識しておきたい。











