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工事不要「窓用エアコン」良かった点、不満な点は? 130人に聞いた

2025年06月20日 17時40分更新

文● G. Raymond 編集●ASCII

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 商品レビュー・比較サイト「Picky’s」を運営するrentryは6月18日、窓用エアコンに関するインターネットアンケートの結果を発表した。

 調査によると、窓用エアコンの購入理由として最も多かったのは「賃貸で工事ができないため」という意見で、「手軽さ」や「コスパの良さ」も高く評価された。人気メーカーとしては「コロナ(CORONA)」が圧倒的に支持されており、全体の約4割を占める。次いで「アイリスオーヤマ」が約2割、「ハイアール」「トヨトミ」なども一定のシェアを獲得した。ブランド選びでは信頼性やコスパ、静音性といった観点が重視される傾向が見られた。

 価格帯については「4〜6万円」が最多で約43%、「2〜4万円」が37%を超えており、全体の8割近くが「2〜6万円」の中価格帯に集中している。一方で、6万円以上の高価格帯を選んだユーザーもおり、冷暖房機能や静音性を求めた“プレミアム志向”も見られた。

 設置に関しては、7割以上が自力で取り付けに挑戦しており、実際に「自分で取り付けた」という回答が約半数を占めた。しかし、設置時の苦労や悩みも多く、特に「窓サイズの不一致」による隙間や防犯面の不安が4割以上から報告されている。隙間から虫や雨が入る、窓が閉まりきらず防犯対策が必要といった声も目立ち、設置前の環境確認の重要性がわかる。

 実際の使用感については「冷房能力に満足」したという声が多く、特に小さい部屋では十分な冷房効果が得られたという評価がある。一方で「音の大きさ」への不満も多く、夜間に気になるといった意見が目立った。また、設置や使用が簡単だったという評価もあり、工事不要の手軽さが支持されている。ネガティブな声としては「排水・結露」「大きさやデザインの不満」「電気代」などが少数ながらも見受けられた。

 購入前のアドバイスとしては「窓のサイズや設置条件の確認」が圧倒的に多く、実際の使用環境への配慮や、排水処理への理解不足を防ぐことの重要性が指摘されている。

 調査は2025年5月23日に、窓用エアコンを購入した経験のある10代から70代までの男女130名を対象に実施された。

 

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