完成した提出書類の提出方法とその後は?
1. 管轄の税務署へ書類を提出(提出方法は持参、郵送、e-Taxのいずれか)
2. 記載に誤りがないかを税務署でチェック
3. 還付金は、提出後1~1ヵ月半程度で指定口座に振り込まれる
ドキドキの書類提出……方法は、3通り!
いよいよ提出書類が完成!……となったら、あとは所轄税務署へ書類を提出するだけ。自分がどこの税務署へ行けば良いかは、国税庁のサイトを見れば分かります。
書類の提出方法は3通り。もっとも一般的なのが、所轄の税務署に直接出向いて書類を提出する方法です。書類不足や重要な記載漏れなどがあれば、その場で指摘してもらえるから効率もヨシ。申告者がまだ少ない2月中に持参すれば、待ち時間も比較的短くて済みます。
多忙や長期出張などで税務署へ行けない人は、郵送による提出も可能。ただし提出の仕方にはルールがあるので、コチラの記事「確定申告書って、税務署に直接提出しないとダメなの?」を参考に。
最後のe-Taxは、期間中ならオンラインで24時間いつでも電子申告できるシステム。一見便利そうに思えますが、実はe-Tax対応のICカードリーダーライターを入手する必要があるなど、事前の準備が必要です。ギリギリの申告では手配が間に合わないので、次の確定申告から利用したいならコチラ「確定申告って、インターネットで受付してくれるの?」をよく読んでおきましょう。
提出後、万一記載の誤りに気付いた場合は、受付期間内(3月15日まで)なら、「訂正申告」が可能です。期限内の一番新しい日付の確定申告書を正式な申告書で受け付けてくれます。ただし、還付金がすでに処理された後の場合は、直接税務署に相談をしましょう。受付期限(3月15日)を過ぎた場合は、「修正申告」(関連記事「確定申告を終えたあと「間違い」に気付いたらどうする?」)が可能です。間違いを放置しておくと税務調査が入り、税金が加算されてしまうこともあるので気を付けて!
確定申告は一度覚えてしまえばあとはカンタン!
初心者には難しく思える確定申告ですが、書類作成の流れを一度つかんでしまえば、翌年からはスムーズにできるようになります。書類は提出された順に処理されるので、なるべく早めに提出した方が、より早く還付金が戻ってくることに。還付金の振込までにかかる日数は、提出からおよそ1~1ヵ月半程度。振込の数日前になると、税務署から「○月○日に振り込みます」というお知らせのハガキが届くはず。あの喜びを一度でも味わえば、次の確定申告もたちまち待ち通しくなることでしょう!
3月15日までにしっかり書類を出して、
次の確定申告からは青色申告にバージョンアップしよう!
平成26年分から白色申告者にも帳簿付けが義務化され、青色申告との労力の差は小さくなりました。ならば、平成29年分からは65万円の特別控除が受けられる、青色申告にシフトするのもアリ! 初年度無料で使える「やよいの青色申告 オンライン」なら、日々の取引を入力するだけで、難しい複式帳簿やその他の必要書類もサクッと作成可能。来年からぜひトライして、さらなる節税を目指してみない?
(提供:弥生)

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