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『LASER5 Linux 7.1』ファーストインプレッション

2001年08月11日 00時02分更新

文● 阿蘇直樹

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『LASER5 Linux 7.1』の概要

『LASER5 Linux 7.1』は、米Red Hatの『Red Hat Linux 7.1』をベースに、国内ユーザーのニーズに合わせて、日本語環境の充実やシステムの最適化といったカスタマイズを行なったディストリビューションだ。主な仕様は以下のとおり。

  • カーネル 2.4.3
  • glibc 2.2.2
  • XFree86 4.0.3
  • GNOME 1.2.4
  • KDE 2.1.2
  • Netscape Communicator 4.77

『LASER5 Linux 7.1』には、開発環境や商用アプリケーションがバンドルされる「Devel」(1万6800円)と、開発環境を省いた「デラックス」(9800円)の2つのパッケージが用意される。「Devel」にバンドルされる主なソフトウェアは以下のとおり。

  • COBOLコンパイラ
  • JDK(Java Development Kit)
  • JBuilder5 Personal
  • VNC(Virtual Network Computing)
  • ATOK X

そのほか、ADSLなどのブロードバンド接続に使われるプロトコル「PPPoE」に対応したクライアント『RP-PPPoE』や、インストール時にファイアウォールの設定をする機能などが装備されている。

本記事では、製品版の『LASER5 Linux Devel』から開発環境を省いたものを使用している。

デスクトップ

デフォルトのデスクトップにはGNOMEを採用。安定性を重視したため、バージョンが1.2.4と、最近発売されたディストリビューションの中では少し古く、『Red Hat Linux 7.1』とほぼ同じバージョンになっている。

GNOME画面。
KDE画面。KDEユーザ会のパッチがひととおり当てられているが、表示フォントがデフォルトだとかなり読みにくい。

また、GNOME上で、『Konquerer』や『KOffice』などのKDEアプリケーションだけでなく、通常ならクラッシュシグナルを出して起動しないようなKDEの設定ツールを用いることもでき、ほとんどのアプリケーションをGNOMEのみで実行することが可能になっている。

『Konquerer』の設定ツールやKDEのコントロールパネルなどを使用しても問題は生じなかった。

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