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レーザーファイブ(株)、小型Linuxサーバの新機種『L-Card+16M』を発表

2002年01月19日 00時00分更新

文● 編集部

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レーザーファイブ(株)は、名刺サイズのLinuxサーバ『L-Card+16M』を1月24日から販売すると発表した。

L-Card+16Mの画像
『L-Card+16M』

『L-Card+16M』は、CPUに日本電気(株)のVR4181を搭載し、OSにカーネル2.4を採用した小型サーバマシン。既存の製品と異なり、フラッシュROMが16MBに増えたため、コンパクトフラッシュなしでもブートすることが可能になっている。そのため、コンパクトフラッシュコネクタに無線LANカードやカメラといったさまざまなデバイスを接続して利用することも可能だ。主な仕様は以下のとおり。

  • CPU……VR4181-66MHz
  • DRAM……16MB
  • フラッシュROM……16MB(ユーザーエリア12MB)
  • ネットワーク……10BASE-T×1
  • 拡張BUS……ISA互換(64pinコネクタ×2)、コンパクトフラッシュインターフェイス
  • シリアルポート……RS232C×1

そのほか、オプションとして拡張ユニバーサル基盤やROM ICE/EPROM用拡張基盤などが用意される。レーザーファイブ(株)では、ハードディスクドライブなどの可動部品がないため信頼性が高い、消費電力が最大2.25Wと小さいといった特徴を生かして、観測装置のデータロギング用マシンや遠隔監視用サーバ、ロボットなどの制御といった用途を想定している。また、組み込み機器開発プラットフォームとしても利用できるよう、クロスコンパイラなどをバンドルする。

製品の価格は4万9800円。主に部品商社向けに販売するが、一部一般流通チャネルでの販売も行なうという。

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