レーザーファイブ(株)は、ネットワークプロセッサソリューション『NPA1000』を12月中旬に発売する。
『NPA1000』。写真は試作機のもの。 |
『NPA1000』は、米AMDの組み込み用プロセッサ“AMD-Alchemy”シリーズの『Au1000-400MHz』を搭載した汎用アプライアンス製品。2基のネットワークインターフェイスは内部バスに直結されており、90Mbpsのパケット処理能力を持つ。4ポートのハブや2基のPCMCIAポート、2基のUSBポートなど多様なインターフェイスを備える。PCMCIAポートには無線LANカードなどを使用することも可能。OSにはレーザーファイブが開発している組み込みLinuxを採用している。カーネルのバージョンは2.4系列。ルータやファイアウォール、コンテンツフィルタ、ウィルスフィルタ、侵入検知システム、ネットワーク測定器などの用途を想定しているという。おもな仕様は以下のとおり。
- CPU……AMD-Alchemy Au1000-400MHz
- SDRAM……32MB
- FROM……16MB(32MB実装も可能)
- インターフェイス……PCMCIA×2、100BASE-TX×2、USB×2、シリアル×1、JTAG×1、4ポートハブ×1
- 消費電力……最大10W
価格は標準仕様のサンプル出荷品で7万9800円から。レーザーファイブでは、『NPA1000』の販売だけでなく、『NPA1000』を利用したプロトタイピングや受託開発も行なうとしている。