レーザーファイブ(株)は9月1日から、Red Hat Linuxベースのサーバ向けディストリビューション「LASER5 Linux 6.5 Secure Server Edition」を発売する。価格は4万9800円。
サーバ向けディストリビューションとして
- セキュリティの脅威になる可能性のあるサーバをデフォルトで停止
- パラメータをデフォルトで安全側に設定
- 1年間4回のセキュリティアップデートサービスが付属
- X Window Systemはインストールされない (同梱のLASER5 Linux 6.2からインストール可能)
という特徴を備え、セキュリティに対してより注意が払われている。ユニークな特徴としては、システムの異常を音声で通知する機能が付属しており、ディスプレイを見ていなくても異常に気づくことができるという。
インターネットサーバとしては、Apache、Sendmail、BIND、INNがインストールされる。ApacheにはSSL、Perl、PHPのモジュールが付属する。
イントラネットサーバとしては、上記のデーモンのほか、Samba、DHCP、NFS、Ghostscriptがインストールされる。ファイルサーバ向けの機能として、ソフトウェアRAIDにも標準でインストール可能。ハードウェアRAIDはMylex、AMIなどに対応している。
主要なソフトウェアのバージョンは以下のとおり。
- Linuxカーネル 2.2.14 (2.2.16がContrib CDに収録)
- glibc 2.1.2-11
- BIND 8.2.2-patch5
- Sendmail 8.9.3
- Apache 1.3.12
- Samba 2.0.7
- PostgreSQL 6.5.3
また、ネイティブPCエミュレータ“VMware”やサウンドドライバ“OSS”などの試用版が付属する。
提供されるサポートは、電話/ファクス/Web(メール)による180日間3件まで。対象となるのは、インストールからサーバ(Apache, BIND, DHCP, fml, IMAP, inetd, linuxconf, lpr,NFS, OpenSSH, PHP, qpopper, Samba, Sendmail, squid, tcp_wrapper(tcpd),telnet, wu-ftpd)の設定・運用まで。