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LASER5 Linux 6.5 Secure Server Edition、9月1日に発売

2000年08月24日 00時00分更新

文● 植山 類

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 レーザーファイブ(株)は9月1日から、Red Hat Linuxベースのサーバ向けディストリビューション「LASER5 Linux 6.5 Secure Server Edition」を発売する。価格は4万9800円。

 サーバ向けディストリビューションとして

  • セキュリティの脅威になる可能性のあるサーバをデフォルトで停止
  • パラメータをデフォルトで安全側に設定
  • 1年間4回のセキュリティアップデートサービスが付属
  • X Window Systemはインストールされない (同梱のLASER5 Linux 6.2からインストール可能)

という特徴を備え、セキュリティに対してより注意が払われている。ユニークな特徴としては、システムの異常を音声で通知する機能が付属しており、ディスプレイを見ていなくても異常に気づくことができるという。

 インターネットサーバとしては、Apache、Sendmail、BIND、INNがインストールされる。ApacheにはSSL、Perl、PHPのモジュールが付属する。

 イントラネットサーバとしては、上記のデーモンのほか、Samba、DHCP、NFS、Ghostscriptがインストールされる。ファイルサーバ向けの機能として、ソフトウェアRAIDにも標準でインストール可能。ハードウェアRAIDはMylex、AMIなどに対応している。

 主要なソフトウェアのバージョンは以下のとおり。

  • Linuxカーネル 2.2.14 (2.2.16がContrib CDに収録)
  • glibc 2.1.2-11
  • BIND 8.2.2-patch5
  • Sendmail 8.9.3
  • Apache 1.3.12
  • Samba 2.0.7
  • PostgreSQL 6.5.3

 また、ネイティブPCエミュレータ“VMware”やサウンドドライバ“OSS”などの試用版が付属する。

 提供されるサポートは、電話/ファクス/Web(メール)による180日間3件まで。対象となるのは、インストールからサーバ(Apache, BIND, DHCP, fml, IMAP, inetd, linuxconf, lpr,NFS, OpenSSH, PHP, qpopper, Samba, Sendmail, squid, tcp_wrapper(tcpd),telnet, wu-ftpd)の設定・運用まで。

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