LinuxWorld Conference&Demo/Tokyo 2000
LinuxWorld講演レポート レ-ザ-ファイブ-「LASER5 P.a.S.S」の発表-
2000年11月04日 00時00分更新
10月31日~11月1日、東京ファッションタウン(TFTホール)にて、ビジネスにフォーカスしたLinuxイベント「LinuxWorld Conference&Demo/Tokyo 2000」が開催された。主催は(株)IDGジャパン。
初日の10月31日、ディストリビューション「LASER5 Linux」をはじめ、Linuxビジネス創成期からさまざまなLinuxビジネスに取り組んできた、レーザーファイブ(株)代表取締役 CEO 窪田敏之氏によるワークショップ“-Linuxビジネスに役立つ「LASER5 P.a.S.S」の発表-”が行なわれた。
レーザーファイブ(株)代表取締役 CEO 窪田敏之氏 |
「LASER5 P.a.S.S(Partner's Solution Service)」は、レーザーファイブが提供するパートナー支援プログラムで、Linux市場に参入を希望する企業に対し技術面でのサポートを提供するものである。
窪田氏は、LASER5 P.a.S.Sの利点として、以下の要素を挙げた。
- LPI(Linux Professional Institute)を使った技術認定
- (株)ドットネットによるLPI教育コース
- 商用ソフトベンダーやハードウェアベンダー、SIベンダーとの協業によるワンストップサポートの提供
- アプリケーションだけではなく、OSやワンボードコンピュータなど、幅広い分野の技術を提供
従来のパートナー支援プログラムの場合、ディストリビュータが提供するのは独自の認定資格とOS(Linux)のみに関する技術支援だけだったが、LASER5 P.a.S.Sの場合は、ベンダー中立であるLPIによる認定と、アプリケーションやハードウェアも含めたワンストップの技術支援を行なっていくとしている。
Linuxの老舗である同社は、今後ますます法人間連の事業にも力を入れていくという。