ワンランク上のエクスクルーシヴ感
後席から離れたくない!
運転席に座るや「大きくて前が見づらいかも」と寺坂さん。ですが運転しはじめると「視界が高いためか、意外と運転しやすいですね」と笑顔をみせます。
日本の道に、車幅2mを超えるクルマはもてあますのは事実。ですが、車線監視をはじめとする様々なADAS(先進運転支援システム)で安心です。
X3やX4との違いを一言でいうなら「余裕」。パワーも、乗り味も、室内の雰囲気も、そのすべてが「ワンランク上の上質さ」で。そこにBMWらしい安心感が加わります。これぞBMWと言いたくなる、まさに王道にして本道。
大径タイヤ&ランフラットタイヤゆえ、乗り味の硬さを懸念したのですが、エアーサスペンションが見事に振動をいなすので実に快適。
直列6気筒エンジンとモーター駆動の相性の良さも特筆事項。停止状態からの動きだし、そこからのエンジンへの切り替えは実にスムーズでシームレスです。
おぉ、と驚いたのはARナビ。メーターパネル内に拡張領域で行先を表示するのです。慣れると、これが実に便利ではありませんか。
ほかにもナビ表示は様々用意。ここまでくると、道を間違えようがない、と言いたくなるほど。
「文句のつけようがありません」と、運転席を降りた寺坂さんは後席へ。走り始めると「もう、今日は運転しなくていいです」と、まさかの仕事放棄。「このクルマは後席でくつろぐためにあるんですよ」と、かなり気に入られたご様子です。セレブ気分を満喫する寺坂さん。「このクルマ、本当に最高です」と大絶賛。「静かですし、乗り心地もいいですし、後席に乗るなら、このクルマがイチバンです!」と賛辞を惜しみません。
これまで、X1、iX3、X4、X5と乗り比べた寺坂さん。「自分で運転するなら、一番小さなX1ですね。でも、運転せずに後ろに乗るならX5ですね」とのこと。誰もが予想をしていたのですが「X1とiX3&X4の間には結構な差があり、それを上回る差がX5にありました」と寺坂さん。
さらにX6、X7、XM、そしてBEVのiXがあるのですが、BMWのSUV体験はここまで。「BMWいいなぁ」と、寺坂さんは、すっかり虜になってしまったことをご報告いたします。

この連載の記事
-
第502回
自動車
車購入初めての20代女性に「アルト ラパンLC」がピッタリな5つのポイントと2つの微妙 -
第501回
自動車
初めてのMTでも安心! 小さなぜいたく「N-ONE RS」のMT車をオススメする3つの理由 -
第500回
自動車
612馬力の超弩級SUV「Mercedes-AMG GLE63 S 4MATIC+」はクルマのジキルとハイドだ! -
第499回
自動車
BMWが誇る最上位SUV「XMレーベル」は手に余る性能のスーパーSUVだった -
第498回
自動車
ルノースポール最後の「メガーヌR.S.ウルティム」の魅力をシビック TYPE-Rと徹底比較 -
第497回
自動車
Hondaの「N-BOX JOY」はコダワリの詰まった内装と使い勝手が良くてドライブが楽しくなる -
第496回
自動車
Hondaの「N-BOX JOY」はアクティブにアウトドアを楽しむための人のための軽自動車 -
第495回
自動車
電気があれば何でもできる! 電動ポルシェ「パナメーラ」と「タイカン」の個性の違いを解説 -
第494回
自動車
芸能人御用達のゲレンデがEVに! メルセデス「Gクラス」の実力をオフロードで検証! -
第493回
自動車
アウトドアテイストのスズキ「スペーシアギア」は、ジムニー顔で車内の開放感がキモチイイ! -
第492回
自動車
食わず嫌いは良くない! シボレー「カマロ」は左ハンドルで古さを感じるも良質なFRクーペだった - この連載の一覧へ