仕事上、さまざまな自動車に乗っている筆者。それを知ってか知人から「〇〇を買おうと思うんだけど、実際のところはどうなの?」と尋ねられることがあります。一応、書いてあることがすべて、と答えているのですが、書いていないことがありました。
それは「ミニバンと3列SUV、どっちが良いの?」ということ。その方は家族で移動できるクルマを求めているようです。
トヨタなら「ノア/ヴォクシー」、日産なら「セレナ」、ホンダなら「ステップワゴン」といったミニバンなら、確かに人は多く乗れます。ですが筆者なら(価格を無視すれば)ミニバンよりボルボの「XC90」、メルセデス・ベンツ「GLE」、BMW「X5」、マツダ「CX-80」、三菱「アウトランダーPHEV」といった3列SUVを選ぶでしょう。その理由をご紹介します。
【3列SUVを選びたくなる理由 その1】
パワーや経済性、パワートレインのバリエーションが豊富
ミニバンを試乗して思うのは「もう少しパワーがあれば……」ということ。特に峠道の上り坂だと、フル乗車の状態では「進まない」とぼやきたくなります。
ですが、BMW「X5 xDrive50e M Sport」の場合、3L 直6ターボに、プラグインハイブリッドの交流モーターを組み合わせて、システム最高出力489馬力! 最大トルク700N・m(71.4kgf・m)と、男の子たちの憧れフェラーリ「F40」を上回る強心臓を搭載。これなら峠道だろうがアウトバーンだろうが、パワー不足を感じることはありません。
ボルボ「XC90 Ultra T8 AWD plug-in hybrid」も負けていません。最高出力317馬力、最大トルク400N・m(40.8kgf・m)を発する2L 直4ターボに、71馬力のフロントモーターと145馬力のリアモーターと、並のクルマもビックリのハイパワーっぷり。
「いうてミニバンより燃費が悪いし、ハイオクガソリン専用車だろ」と言われると、確かにその通り。ですが、メルセデス・ベンツやマツダを選ぶと、今度は軽油という選択肢が出てきます。
メルセデス・ベンツ「GLE 450d」のパワートレインは、3L 直6ディーゼルターボにモーターを組合せたマイルドハイブリッド。エンジンの最高出力は367馬力にモーターの20馬力が加わります。燃費は12.4km/L(WLTCモード)が公称値。
燃費で驚くのはマツダで、3.3L 直6ディーゼルにモーターを組み合わせた「SKYACTIV-D 3.3」は、以前の取材で高速道路ならリッター20kmを超える好燃費を記録。WLTCモードでも16.8~18.3km/Lですので、一般的なハイブリッド車と同等か、それ以上の経済性を誇ります。
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