過去のアーケードタイトルが遊べる要素も!
CBTで見えた『ストリートファイター6』の魅力とは?新モード「BATTLE HUB」を中心にゲームの基本をレポート!
アバター作成後はサーバーを選択し、「BATTLE HUB」に入室することになる。内部は超巨大なゲームセンターのような外観で、1つのサーバーにつき最大100人を収容可能だ。先に述べた通とおり、ハブは単なる対戦モードではなく、フロア内に複数の機能が用意されているのが特徴。
ほかのプレイヤーと筐体の前に座ってバトルを楽しむ「対戦台」は当然だが、過去に販売されたカプコンのアーケードゲームを実際にプレイできる「ゲームセンター」、アバターをカスタマイズする「ハブグッズショップ」、プレイヤー同士のトーナメントを開催・参加できる「イベントカウンター」など、従来の対戦格闘ゲームの枠に留まらない“お祭り感”がある。
アバター同士でのコミュニケーションも1つの魅力だろう。テキストチャット、エモートといった交流のほか、対戦時はアバターがきちんと筐体前に座って対戦を実行するため、プレイヤー同士が向かいあうような緊張感は本物のゲームセンターさながらだ。ささいなきっかけで交流がスタートし、フレンドができることもあるだろう。
ハブ内部には連勝アナウンスなどもあるので、勝ちまくるプレイヤーがいた場合は対戦台に人だかりができることもあるかもしれない。従来のオンライン対戦モードとは明確に方向性が異なっており、かなり賑やかにオンラインを楽しめる印象だ。
「通常の対戦モードで十分」という人もいるかもしれないが、ともすれば勝ち負けの繰り返しで殺伐としがちなオンライン対戦に遊びの幅を持たせるという意味では、とくにこれから「ストリートファイター」を始めたり、腕前に覚えがないような初級~中級プレイヤーにとって、かなり魅力的なモードになるのではないかと思う。
本モードには、日本国内の格闘ゲームコミュニティーに根付いてきた「アーケード文化」をオンライン上でなんとか継承していこうという気概のようなものが感じられ、個人的には非常に興味深い体験だった。
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