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松村太郎の「"it"トレンド」 第304回

アップルは本当に電気自動車を作るのか

2021年01月14日 09時00分更新

文● 松村太郎 編集● ASCII

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●Car as a Service

 テスラはFSDを実現するハード自体は備えていて、顧客がオプションとしてそのソフトウェアを有効化するという選択肢を与えています。2020年7月には、その価格を1000ドル近辺まで引き上げましたが、イーロン・マスク氏はこの機能を「7000ドル以上の価値があり、将来10万ドル相当になる」としています。

 そもそも、自動車の機能をソフトウェアのオプションで設定すること自体がユニークである点は、かねてから指摘されてきました。

 自動車は基本的にオプションとカスタマイズのオンパレードです。ベースのモデルをできるだけお手頃にして、マーケティングをする際の最初の価格を低く宣伝できるようにする手法があります。エンジンのグレード、電動●●の追加などで価格が数十万円単位で上がっていく仕組み。しかも、買うときにそれを選ばないと、後付けできないオプションもたくさんあります。ボディカラーとか……。

 一方、社格と価格は連動するという発想から、「小さくても高級車」を標榜する上級ブランドの小型車の場合、スタートの価格は高くても、その分装備が充実しているパターンもあります。結局、何がついていて、何がついていないのか、精査しなければ分からない、というのが実際のところです。

 そういう売方を、ソフトウェアでやっているのがテスラです。ハードウェアは備えていて、オプション料金を払うとその機能が使えるようになる仕組みに、先述のFSDも含まれていて、その価格は年々上昇している、というわけです。

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